中京大学と台湾の国立嘉義大学が協定締結
スポーツ交流の開催を熱望

 中京大学と台湾・嘉義市の国立嘉義大学は12月14日、学術の協力と交流に関する協定書を締結した。安村仁志学長が訪台し調印した。台湾の研究機関と本学の社会科学研究所との長年の研究交流の実績はあるが、台湾の国立大学と協定を結ぶのは今回が初めて。

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協定書を交わした安村学長(左)と艾群副学長

 

 本学と嘉義大は、中京大学附属中京高校の前身である中京商業学校と嘉義農林学校の野球部が、1931年(昭和6年)夏の甲子園大会に出場し、決勝戦で対戦した縁がある。この実話を基にした台湾映画「KANO」が一昨年末に公開されたのをきっかけに、大学間の協定の話が動き始めた。
 
調印にあたり、安村学長は「甲子園大会の決勝戦で対戦してから、1世紀近くの時を経て、大学同士の協定を締結できることは非常に感慨深い。播かれた種が芽を出した。豊かに育っていくよう力を注いでいきたい」と述べた。
 また、国立嘉義大学の艾群副学長(Dr.Chyung Ay)は「ともに総合大学となった両校が、これから学術交流や学生交流に向けて具体的な調整を始めたい。安村学長が話された学校法人梅村学園の『建学の精神』は実に素晴らしい。さっそく野球の交流試合を実現させたい」と抱負を述べていた。

 調印式には、本学専任教授を経て、台湾の元スポーツ大臣を歴任した陳全壽・台中市市政顧問が同席した。本学体育学研究科で博士課程を修了した国立台湾体育運動大学の唐誌陽先生が通訳を務めた。

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2015/12/18

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