浅田真央選手がGPシリーズNHK杯3位、宇野昌磨選手とファイナル進出へ

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズの最終戦、NHK杯が11月26-28日に長野市で行われ、浅田真央選手(中京大学アドバイザー)が3位に入り、GPファイナル(12/11-13、バルセロナ)進出を決めた。すでに宇野昌磨選手(中京大中京高校3年)もファイナル進出を決めており、GPシリーズの成績上位6人で争う。

 浅田選手は、NHK杯を過去4度優勝しており、相性のいい大会だったが、ショートプログラム62.50点(4位)、フリー120.49(2位)の合計182.99点で3位だった。競技終了後に頭を抱えるシーンもあり、納得のいく演技とはならなかったようだ。ファイナルまでの2週間で完成度を高め、表彰台の中央を目指す。

 本学体育学部を2013年に卒業した無良崇人選手(ヒロタ)も同大会に出場し、4回転ジャンプを2度成功させるなど、合計242.21点で3位に入った。シリーズ第1戦のスケートアメリカは10位だった。

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦のロシア杯が11月20-22日にモスクワで行われ、本郷理華選手(スポーツ科1、愛み大瑞穂)が5位に入った。小塚崇彦選手(体育学研究科修士2年)は9位となった。

 本郷選手は、第2戦の中国杯で195.76点の自己ベストを出して銀メダルを獲得しており、GPファイナル進出をめざして今大会に臨んだ。ジャンプの減点などもあり、ショートプログラム(SP)63.45点、フリー115.67点の合計179.12点で、惜しくも表彰台を逃す結果となった。

 小塚選手は、第3戦の中国杯を左足関節けんしょう炎のため欠場。様子をみながらの調整が続いた。本人にとって初戦となる今大会は、ショートプログラム69.61点、フリー125.87点の合計195.48点にとどまり、満足のいく結果とはならなかった。ただ、戦う気持ちが取り戻せたと収穫も語っており、次の全日本選手権(12/24-27)に期待がかかる。

 一方、国際スケート連盟は11月23日、同時多発テロの影響でフリー演技を中止したGP第4戦のフランス杯(11月13日)で、SPの順位を最終成績とすると発表した。SPで首位だった宇野昌磨選手(中京大中京3年)のGP初優勝と、ファイナル(12/11-13、スペイン)進出が決まった。宇野選手のSPは89.56点で自己ベストだった。村上佳菜子選手(スポーツ科3、中京大中京)の最終成績は4位で確定した。

2015/11/30

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