浅田真央選手、宇野昌磨選手がジャパンオープン男女の1位に
復帰初戦でトリプルアクセル決めた浅田選手、4回転決め自己ベストの宇野選手

 フィギュアスケートの日本、北米、欧州によるチーム対抗戦「ジャパンオープン」が10月3日に埼玉で行われた。浅田真央選手(所属:中京大学)、宇野昌磨選手(中京大中京高3年)が男女それぞれの1位を獲得し、チーム日本を優勝に導いた。

 浅田選手は2014年3月の世界選手権後、1年半の休養を経て今大会が復帰初戦となった。大会はフリーだけだったが、自己ベストに1.01点と迫る141.70点を出した。代名詞となるトリプルアクセルを決めるなど、ブランクを感じさせないジャンプと表現力豊かな演技で、観客を魅了した。浅田選手は「無事に最後まで滑れてほっとしている。1年半の休養は大切な時間になった」と安どの表情で語った。

 昨年の世界ジュニアを制した宇野選手は、今季からシニアに参戦。4回転ジャンプをはじめ、完璧に近い演技で、自己ベストの185.48点をたたきだした。宇野選手は「練習してきたことが全て出せた」と達成感を口にする一方で、「もっと大人の滑りができるように頑張りたい」と意欲をみせた。

 次の試合は、浅田選手がGPシリーズの中国杯(11/6-8)、宇野選手がスケートアメリカ(10/23-25)。

 

2015/10/06

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