豊田市とまちづくり提案の事業化に向け覚書締結
総合政策学部桑原ゼミの提案『災害に強いまち豊田~地域で育む防災力~』

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 総合政策学部桑原ゼミの提案『災害に強いまち豊田~地域で育む防災力~』が事業化されることが決まり、3月11日、本学と豊田市は事業化に向けた相互連携協力の覚書を交わした。同提案は、新・豊田市の誕生10周年記念事業の一環で行われた公開プレゼンテーション大会(11月26日)で、豊田JC(青年会議所)賞を獲得している。

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リーダーの神谷さん

 太田稔彦・豊田市長は「豊田市はチャレンジしやすい土壌がある。皆さんと一緒に、豊田市をもっと良いまちにしていきましょう」と期待を込め、北川薫学長は「現在、消防団員の確保が難しいと聞いている。学生たちと共に協力していきたい」と述べた。

 『災害に強いまち豊田』は、地域に密着した消防団に光を当て、防災意識をまち全体で高めるという提案。東日本大震災のように行政が被災した場合には、住民同士の共助がカギとなるとしている。リーダーの神谷明里さん(4年)は「大学で公共政策について学んでいるので、政策提案が事業化に結び付いたことが大変うれしい。貴重な経験ができる」と喜びを語る一方、責任を持って取り組まなければと気を引き締めていた。

2015/03/18

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