第10回同窓会名刺交換会に760人
「今でしょ!」の林先生が講演

同窓生と名刺交換をする梅村清英理事長(右) ユーモアを交えて熱弁をふるう林修さん
同窓生と名刺交換をする梅村清英理事長(右) ユーモアを交えて熱弁をふるう林修さん

 

 第10回中京大学同窓会名刺交換会(校友会本部主催)が1月25日、名古屋市中区の名古屋観光ホテルで開かれ、同窓生と本学関係者合わせて760人が参加、同級生と旧交を温めたり、同じ業界に所属する同窓生とビジネス情報を交換したりして、絆を深めた。

懇談する土方清顧問(右)と森谷敏夫会長
懇談する方清顧問(右)と森谷敏夫会長

 名刺交換会に先立って、テレビコマーシャル「いつやるか? 今でしょ!」が話題となり、2013年度の新語・流行語大賞の年間大賞を受賞した東進ハイスクール講師の林修さんが「モチベーションアップ」をテーマに講演。その中で林さんは「勉強は面白いと思う人だけがやればいい。勉強が嫌いな人は、『ここなら勝負できる』というものを見つけること」「今の若者は、本を読んでいないから、自分の目標が持てず、好きな人物もいない」と苦言を呈した。そのうえで、「目標を作るには、仲間と馴れ合うのではなく、読書などで『一人力』を養うことが大切」と主張、「自分自身は幕末の武士、河井継之助が使った『常在戦場』ということ、『今でしょ!』にもつながる言葉が好きだ」と語り、聴衆を笑わせた。 

俳優の小西博之さん
俳優の小西博之さん(左)と写真を撮る同窓生

 引き続き開かれた交換会では、同窓会長の森谷敏夫・京都大学教授が「林さんの『常在戦場』『一人力』という言葉が印象に残った。キャンパスを戦場のように感じ、一人一人が実力を磨いて、『中京大学の同窓生にはいろんな職種の人がいて、総合力を持っている』と評価されるようにしたい」とあいさつ。

 来賓の梅村清英理事長も「中京大学は10年後の飛躍に向けて、長期計画『NEXT10』を始動させた。学術とスポーツのさらなる殿堂を目指していきたい」と述べ、北川薫学長も「ソチ五輪に本学から7人の選手が出場、元気のいい大学として世間でも注目され、テレビでも取り上げられている。今後の変革をぜひ期待してほしい」と語った。

 この後、安村仁志副学長の音頭で乾杯し、名刺交換をスタート。「食品・飲食・衣料」「自動車・電力・物流」など業種別にテーブルを囲み、料理を食べながら情報交換、俳優の小西博之さん(1981年、商学部卒)の前には長蛇の列ができ、携帯電話のカメラのシャッターがひっきりなしに切られた。

2014/01/27

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