学生3,085人の門出を祝う
2012年度卒業式を挙行

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 2012年度の中京大学卒業式が3月19日、日本特殊陶業市民会館で午前と午後の二部に分かれて開かれ、学部生2,978人、大学院生107人の計3,085人が巣立った。強い風雨に見舞われた前日とは打って変わって青空が広がり、卒業生らは学友や恩師と一緒に記念撮影をしたり思い出を語りあったりして、いつまでも別れを惜しんでいた。

北川薫学長
北川薫学長
小川英次理事長
小川英次理事長

 式典では北川薫学長から大学院・学部の各代表に学位記、卒業証書が授与され、学業や課外活動などで優秀な成績を収めた卒業生らに学長賞や学部長賞、同窓会賞、創立者賞などが贈られた。

 式辞では北川学長が「ヒト、モノ、金が国境を越えて自由に行き交うグローバルな時代に求められるのは、個の充実。自分を磨き、どこまでも自分らしさを素直に出し、相手を尊重することでチームワークを作っていってほしい。それが中京大学の建学の精神が指し示す生き方でもある」とはなむけの言葉を贈った。

 また、梅村学園の小川英次理事長は「この4年間は『停滞』『閉塞』『混沌』といった言葉が幾重にも連なる時代だったが、皆さんは今後、職業人としての自覚、学ぶ心、協力する心、この三つを大切にして、自分の未来を切り開き、時代の先導者となってほしい」と祝辞を述べた。

大石有純(ゆずみ)さん
大石有純さん

 この後、卒業生を代表して、午前の部では経済学部の大石有純(ゆずみ)さんが「社会人として新たなステージへ足を進める私たちには、多くの困難や試練が待ち受けているでしょうが、学生生活を支えてもらった先生や職員の皆さん、友人たち、中京大学で過ごした全てを誇りに、力強く前進していきたい」と謝辞を述べた。

 また、午後の部では法学部の諸井雄佑さんが「私は今、中京大学は『学問の府』として学生に最高のパフォーマンスを提供してくれる大学だと、

諸井雄佑さん
諸井雄佑さん

確信を持って言うことができる。この4年間は、長い人生から眺めれば点に過ぎないかもしれないが、点はその先を紡いで線となり、私たちの人生に計り知れない影響を与えることでしょう」と語った。

 式典には約1000人の保護者も出席。最後に中京大学吹奏楽団の演奏に合わせて全員で学歌を斉唱し、卒業生たちの新しい門出を祝い合った。

 

北川薫学長の式辞(全文)はこちら
小川英次理事長の祝辞(全文)はこちら

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2013/03/21

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