OB・OGが就活アドバイス
3年生572人が参加

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 企業の第一線で活躍している卒業生を招いて、就職活動へのアドバイスをしてもらおうと、キャリアセンター主催の就活対策イベント「業界・職種研究会(OB・OG編)」が22日、本学名古屋キャンパスで開かれ、12月から就活が本格スタートした3年生約572人が、真剣な表情で先輩たちの話に耳を傾けた。

 協力したOB・OBは全国展開している大企業や地元の優良企業などに就職している卒業生約90人。センタービル2階の学食やヤマテホール、6階の教室を会場に、企業ごとにブースを作り、卒業生と学生たちが向き合って質疑応答する形で進めた。1クール30分、計8クール実施したが、人気企業のブースは座る場所がなく立ち見席が出来るほど。学生たちは、仕事のやりがいや辛かった体談、自己分析や業界研究などの方法について、熱心に質問した。

 これに対して、卒業生たちは「初めから自分で選択肢を狭くするのでなく、いろんな企業を研究して、自分に合った企業を見つけてほしい」「業界研究が不十分だと、せっかく入社しても、ミスマッチが起きて辞めてしまう。気になった会社は、納得がいくまで調べるように」「資格を取ることも大切だが、それよりも自分の強みと弱みを把握して、自分の本当にやりたい仕事を見つけること」などと助言していた。

 2014年春に卒業が見込まれる3年生の企業研究の期間は、昨年に引き続き、12月から3月までの実質4か月間に圧縮されるため、訪問する企業の優先順位も重要となる。OB・OGからは「まだ業界研究の進んでいない学生も多いという印象を受けた」「積極的に何回も質問してくる学生もいたが、メモを取るだけの学生もいて、二極分化しているようだ」との声も聞かれた。

 

2012/12/26

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