室伏准教授が記念植樹会
世界陸上金メダル・国際フェアプレイ賞受賞

陸上競技場に記念の植樹をする室伏准教授
 陸上競技場に記念の植樹をする室伏
 准教授

 陸上男子ハンマー投げ・室伏広治選手(スポーツ科学部准教授)の世界選手権優勝(8月)と国際フェアプレイ賞の受賞(9月)を記念した植樹が12月17日、豊田キャンパスで行われました。

 国際フェアプレイ賞は国際フェアプレイ委員会がユネスコの協力により、優れたスポーツマンシップを絶えず持ち続け、フェアプレイ精神の普及・促進に貢献した人に贈られる賞で、室伏選手は東日本大震災の被災地で「一日体育教師」を務め、子供たちを励まし、交流した復興支援活動が評価されました。

 植樹会はスポーツ博物館準備室と体育会陸上競技部の呼びかけで開催され、金メダルとフェアプレイ賞のトロフィーが並んだ陸上競技場100メートル走ゴール付近で、梅村義久スポーツ科学部長、高橋繁浩体育会長(スポーツ科学部教授)らが室伏選手と共に記念の月桂樹を植え込みました。

 博物館準備室の來田享子スポーツ科学部教授は、内外の関係者約60人に、「スポーツが人々を支援できることを示しただけでなく、室伏先生の人間性の全てが評価されたもの」と偉業の所以を説明し、室伏選手は「大震災にあえぐ日本に希望を与えるために贈られたと思っている。被災者が受けた心の傷は深く、競技者として、また、競技を離れたところでも、機会を見つけて少しでも力になっていきたい」と話していました。

 

室伏准教授を囲む大学関係者と陸上競技部部員たち
室伏准教授を囲む大学関係者と陸上競技部部員たち

2011/12/19

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