学校法人梅村学園
 新理事長に小川英次・前中京大学学長
 理事会選任、4月1日就任、総長を兼務

小川英次 理事長
小川 英次 理事長

 学校法人梅村学園は、3月30日に開催した定例理事会で、新理事長に前中京大学学長の小川英次氏(梅村学園評議員・梅村学園学術顧問・中京大学名誉教授)を選任しました。小川氏は4月1日付で理事長に就任、任期は1月に退任しました梅村清弘前理事長(現・最高顧問)の残任期間の2013年9月30日まで。小川新理事長は学園の規程により総長を兼務し、評議員と学術顧問は退任(3月31日付)します。

 小川新理事長は、同理事会で理事に選任された後、全理事の互選で理事長に選任されました。理事長の職務を代行してきました梅村清英副理事長は副理事長を退任(3月31日付)します。

 小川新理事長は、1931年(昭和6年)1月生まれ、80歳。名古屋大学工学部機械学科、同経済学部経営学科を卒業後、同大学院経済学研究科修士課程、同博士課程で学び、1963年に経済学博士の学位取得。同大学の経済学部長・経済学研究科長(併任)、大学院国際開発研究科教授・研究科長(併任)等を歴任した後、1994年4月に中京大学経営学部教授に就任。大学院経営学研究科長等を経て、2000年4月に学長に就任し、2007年3月まで7年間務めました。

 学長時代は、授業改革のための全学規模のプロジェクト委員会を設置するなど、授業改革に継続的に取り組みました。授業の情報化についても全学規模のプロジェクト委員会を組織し、提言を行いました。2003年4月には、「授業改善のためのアンケート」を企画し、2006年秋までに計6回、学生への授業改善のためのアンケートを実施しました。また、授業公開と授業を公開した教員による座談会等を実施。学生の意見を改革に反映させるため、学生との懇談会を2004年度、2005年度に行い、教学上の問題点発見と解決への対応を積極的に進めました。

 小川新理事長の専門分野は生産管理論で、特に中小企業問題に詳しく、各種の学会活動、学外委員等にも従事。学会活動では日本中小企業学会会長を1992年10月から3年間務めましたほか、日本国際中小企業協議会議長、日本学術振興会産業構造中小企業118委員会委員長などを歴任しました。学外委員は、中部経営情報化協会会長、愛知県科学技術会議委員など多数の役職を務めました。

 2010年4月、瑞宝重光章を受章。

2011/03/31

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