学生と神田愛知県知事が意見交換
「知事のお出かけトーク」に学生180人が参加

   愛知県の神田真秋知事が学生たちと自由に語り合う「知事のお出かけトーク」が11月8日、名古屋キャンパス5号館で開かれた。

学生に熱く語りかける神田知事
学生に熱く語りかける神田知事

   愛知県が2007年度から始めた企画で、大学での開催は3回目。本学の学生約160人をはじめ、県内外10大学から応募した学生も含め約180人が参加した。

   神田知事は講演で、弁護士から政治家に転身した経緯や、一宮市長時代と3期12年知事として取り組んできた仕事を詳しく紹介。10月末に無事終了した「生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)」や、「あいちトリエンナーレ2010」を振り返り、「地域の魅力を高めたい。今後、環境、芸術、文化が加われば、世界に誇れる地域になれると思う」と学生に語りかけた。

   質疑応答では、「公共事業はどう進めるか」「中部国際空港と県営名古屋空港の今後の展望は」などといった学生からの質問に、

質疑応答の様子
質疑応答の様子

   神田知事は「財政は非常に厳しい。無駄を取り除き、必要な事業は継続して実施していく」「両空港が共に発展することを望む。県営名古屋空港は、国産小型ジェット機(MRJ)の拠点として今後に期待している」と述べた。
さらに知事は「挨拶ができる人、人の話をきちんと聞ける人、我慢強い人になって欲しい。青春とは待つこと。焦らずチャンスがくるその日を目指して待つこと」とメッセージを送った。

   参加した学生たちからは「県政のトップである知事の話を直接聞くことができ非常に良い経験になった」「自分の考え方や視野を広げるきっかけにしていきたい」などといった声が寄せられた。

   当日の模様は、11月20日(土)午前11時35分から11時40分まで中京テレビ「あいち県政ファイル」で放送される予定。

2010/11/09

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