第40回日展・書部門
樽本英信(樹邨)名誉教授に文部科学大臣賞

08_029_1.jpg  第40回日展の大臣賞受賞者が10月31日発表され、書の部門で本学の樽本英信(樹邨)名誉教授(写真)が文部科学大臣賞を獲得した。
  大臣賞は内閣総理大臣賞と文部科学大臣賞から成り、5部門(日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書)のそれぞれの最優秀作品1点にどちらかの賞が与えられる日展の最高賞。日展会長、顧問、理事が審査にあたる。

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  樽本名誉教授の作品「應詔讌曲水詩」(写真)は、「中国清時代に行われた楷書書法に立脚、金石の気を内蔵した構造性の強い線で、沈着にして重厚、清澄な気が横溢する意欲的な作」(受賞理由)と高い評価を受けた。
  樽本名誉教授は1960年商学部卒。1967年文学部国文学科講師となり、1979年教授。2002年選択定年退職、同年名誉教授。日展では会員を経て 現在評議員。今展では4回目の審査員を務めた。日本を代表する「現代書道二十人展」のメンバーとしても活躍する一方、後進の指導に熱心にあたっている。

2008/11/04

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