アイスアリーナ完成
披露の式典とエキシビション催す

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NTCのプレート除幕式

  本学が豊田キャンパス内で建設を進めていたアイススケートリンク「アイスアリーナ」が完成し、5月18日に竣工式、19日に披露の式典とエキシビションを行った。
  アイスアリーナは本学同窓会と教育後援会の全面的支援で建設。鉄筋一部鉄骨造り2階建て、延べ3,669平方。「オーロラリンク」と名づけたリンクは国際競技規格60m×30mのフィギュアスケート専用(氷厚8㎝)通年型。講義室、トレーニング室、研究室3室と284の観客席を設けている。
  スポーツ科学研究を通した選手育成と指導が建設目的の一つであるため、氷上に動作解析の固定式高速度カメラ4台を設置するなど、最新研究機器を備えている。また、複数の選手がイヤホンで曲が聴ける4セットの音響装置や、ジャンプ練習の選手を吊り上げる機材ハーネスを設置している。
  体育学部の授業での使用も近く始まる。

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エキシビションで華麗な演技を披露する安藤美姫選手(左)と浅田真央選手(右)

 

  完成披露の催しは、19号館で式典、アイスアリーナでフィギュアスケート選手によるエキシビションの2部構成で行った。
  式典で梅村清弘総長・理事長は「中京大学が蓄積してきたスポーツ科学の研究成果と今後の研究発展によって世界を代表するフィギュアスケート選手を育成したい」と挨拶、来賓の森喜朗日本体育協会会長(元首相)と樋口修資文部科学省スポーツ・青少年局長から祝辞が述べられた。
  エキシビションは安藤美姫(体育2)、浅田真央(中京大中京高2)、小塚崇彦(体育1)、の各選手ら本学と中京大中京高に在籍する選手12人<足を痛めている浅田舞選手(体育1)は挨拶のみ>と日置檀選手(前津中2)ら名古屋の中学生選手3人が出場。3月の世界選手権(東京)で優勝、準優勝に輝いた安藤、浅田両選手は、本番さながらの素晴らしい演技を披露し、各界代表やキャンパス周辺の住民ら招待客の大きな拍手を浴びた。

 

フィギュアスケート強化拠点に指定される

  2010年バンクーバー五輪に向けた文部科学省のナショナルトレーニングセンター(NTC)競技別(フィギュアスケート)強化拠点に5月18日、アイスアリーナが指定された。
  アイスアリーナ正面の壁に強化拠点を示すプレートが取り付けられ、エキシビションに先立ち、森喜朗日本体育協会会長、鈴木政二内閣官房副長官、板橋一太日本オリンピック協会常務理事に本学園代表、選手代表が加わって除幕式が行われた。

2007/05/21

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