豊田キャンパスにフィギュアスケート専用「アイスアリーナ」建設
選手育成、教育・研究に活用/8月着工、来年5月完成

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完成イメージ図(屋内)

  本学は、7月5日、豊田キャンパス(豊田市貝津町床立)内にアイススケートリンク(名称・中京大学アイスアリーナ)の建設を決めた。

  建物規模は、鉄筋コンクリート造り(一部鉄骨造り)2階建て、延べ床面積3,713㎡(1階3,288㎡、2階425㎡)。1階にフィギュアスケート専用のリンク(国際競技規格60m×30m、通年型)のほか、講義室(54席)1室、トレーニング室などを、2階に研究室3室、観客席284席を設ける。
  リンクは、氷厚7㎝(井水・純水化装置使用)。電気モータ駆動水冷式冷凍機2台によるアスマット砂埋設方式の冷凍設備を採用する。
  建設は、本学同窓会と教育後援会の支援を得て行い、本年8月に着工、2007年5月に完成の予定。総工費は約11億5千万円。

  アイスアリーナは、(1)本学および学園内のフィギュアスケート選手の育成、(2)体育学部の授業、(3)教員、学生の研究――などのための施設として建設する。全国同窓会や支部同窓会、教育後援会の会合などで建設計画の話が持ち上がり、全学的に検討を進めてきた。
  本学には、トリノ五輪代表の安藤美姫選手(体育学部1年)、1月の冬季国体成年女子の部で愛知県初優勝に貢献した曽根美樹(体育学部2年)・宮本亜由美 (経営学部2年)両選手が、また、附属中京高校には、小塚崇彦(3年)、岩城優子(2年)、浅田真央(1年)、宮本明日香(1年)の4選手がいる。各選手は早朝、名古屋都心のスケートリンクで練習をした後、大学、高校で授業を受け、夕方またスケートリンクに戻って夜遅くまで練習、という生活を続けている。また、週末は混雑する名古屋のリンクを避けて、遠方まで出向く生活を送っている。こうした実情に、全国の同窓生や在学生の父母の間から「大学、学園としてもっと支援できないか」といった声が出ていた。

  授業での使用は、体育学部の体育実技の科目として検討中である。(スキーは体育実技の科目にある)
  フィギュアスケートを通し、体育学部、大学院体育学研究科のスポーツ科学研究・教育をより充実させることも、アイスアリーナ建設の大きな目的である。特にスポーツ科学と芸術性についての研究を進める方針。

 

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完成イメージ図(外観)

2006/07/06

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