電気電子工学科が3つの国家資格取得を支援
電気主任技術者、電気通信主任技術者、無線従事者

 2013年4月に開設した工学部電気電子工学科は、同学科の学生たちが高度な専門職、幅広い就職に対応できるよう、電気や電子、電波に関連した国家資格の取得を支援している。

  同学科のカリキュラムには、電気主任技術者、電気通信主任技術者、無線従事者の3つの国家資格取得に必要な専門科目が数多く配され、卒業に必要な単位を取得すると同時に、資格に必要な科目の全てを、または一部を修得することが可能になっている。

 また、電気・電子・電波に関連した事業所への見学会を実施し、設備や技術、実務などを学習するなど、資格取得や就職への目的意識を高める機会を設けている。

明電舎を見学した学生たち
明電舎を見学した学生たち

 

 電気電子工学科1年生ら26人が2月27日、静岡県沼津市にある電力・エネルギーや電鉄システムなどのメーカー、明電舎を訪れた。事業概要の説明を受けた後、電力会社などが扱う変圧器や開閉器の工場、技術センターを見学した。

 学生たちは、間近でみる大型の機器、工場の規模や音に圧倒され、またダイナミックな作業現場、従業員の機敏で配慮のある動きなどに関心していた。引率した青森久講師は「学生は実物を体感し、機器の取り扱いの難しさを学んだ。今後の学習において、理解の助けになると思う」と期待を込めて語った。

 

≪資格の概要は次の通り≫
●電気主任技術者
 発電所や変電所、工場、ビルなどに高電圧を直接引き込む受電設備や配線など、電気設備の保安監督の職に従事できる資格。

●電気通信主任技術者
 NTTなどの通信事業者にある事業用電気通信設備を技術基準に適合するよう、配線・点検・修理や維持、運用の監督にあたるための資格。

●無線従事者
 電波法に定める無線設備(無線電信、無線電話 その他電波を送り、または受けるための電気的設備)の操作またはその監督を行うための資格。

2014/03/12

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