社会つながりプロジェクト

2020-11-12
依存症者の理解についての報告会
 11月12日のゼミでは、渡邊洋次郎さんの『下手くそやけどなんとか生きてるねん。』の第二部を読み、疑問点と感想をレジュメにまとめるという課題をもとに、1人ずつ報告をし合い、ゼミ生でそれぞれの報告に対するコメントをし合いました。 密を避けるためにMaNaBoを活用した意見交換を試みてみました。

 レジュメの報告会をして、それぞれの人が依存症者への理解が違うということが分かりました。渡辺さんの意見に賛同していたひともいたし、偏見を持っていた人もいて、考え方が人それぞれでした。   
 また、私は、リカバリーパレードについて、興味を持ちました。『下手くそやけどなんとか生きてるねん。』を読んでいなかったら、リカバリーパレードを知ることはありませんでした。リカバリーパレードは、依存症の人が回復を実現することができるようにと願ったパレードです。依存症の人がリカバリーできるということをパレードで発信することにより、社会の依存症者に対する目も変わるのではないかと思います(杉原)。

 本書の第二部を読み、1人ずつ報告する中で、私と他のゼミ生で異なる意見や共感できる部分が発見できて、依存症に対する理解を深めることができました。 
今回のゼミで私は、依存症からのリカバリーについて深く考えてみました。依存症からのリカバリーには、本人の努力だけではなく、同じ問題を抱えた人たちや回復を支える支援をしてくれる人などとの出会いや交流が何よりも大切であることがわかりました。また、私たち自身の依存症に対する差別や偏見を解消し、依存症者を受け入れる社会をつくっていくことも依存症からのリカバリーには必要なことだと感じました(高橋)。


地域ともいきプロジェクト

障害のある・なし関係なく、地域で共に生きることを実感するプロジェクトです

過去の記事