学部紹介

学部の学び

学びの基礎

常識や時代変化に惑わされない、
4つの「基本学」

現代社会学部は、確かな視座の獲得としなやかな自己の確立につながる「社会学」「コミュニティ学」「社会福祉学」「国際文化(文化人類学)」の4つの「基本学」をベースにしています。学部に入学したら、各専攻ごとに配置されたこの基本学をもとに、あなた自身が、現代社会というフィールドとの対話を、あなたの足で歩くことからはじめます。そこであなたは何かを感じ、発見する。それが社会の真相に近づく手がかりとなります。体験を通して、現実の課題に向き合い、社会の真相に近づいていくなかで、あなたは広い視野と行動力、現場での的確な判断力を身につけていきます。それはあなたが、社会に踏みだすときの大きな力となるのです。

現代社会学部は、こうした豊富な社会体験を通して、常識や時代に流されない確かな視座の獲得を習得し、「人が生きるつながり」を創っていくことのできる未来指向の社会の担い手の輩出をめざします。

各専攻について詳しく知りたい方はこちら

学びの目的

人がいきるつながり、
社会を構想する力を学ぶ

将来、自分のやりたいことを実現するには、まず社会で通用する力をもつこと。そこで求められるのは、自ら課題を解決し、社会を構想していく能力です。体験の中から自分が立ち向かうべき課題を主体的に見いだし、まわりの人にも役立つ形へと導く現代社会学の学びは、あなたの興味を将来のキャリア構想につなげます。

  • 問題の本質を見抜く力を身につける
  • 課題解決のための新しい社会を構想する
  • 体験を通して自ら成長し、将来のキャリアにつなげる

学びの手法

フィールドで考える。
体験を通して真実へ近づく。

現代社会学部では、今も変容し続ける課題に立ち向かうため、「あなた」の個性と感性を駆使します。現場(フィールド)での発見や経験、発想を手がかりにし、一つの仮説を確かな理論へと高めていきます。そして社会調査や統計学など社会学の基本的な道具を使って、発掘した事実を他人にわかりやすく伝えます。

  • フィールドワーク(現地調査)

    社会調査や統計学を使って自分が立てた仮説の普遍性を確認していく。文献や数理論のみに頼らず、現場に立ち、自分の目で見、多くの人々の生の声を聞き、記録することで課題を発見する。

  • プラクティス(現場体験)

    ある期間、研究対象とするコミュニティに入り、その環境、生活を共有することで問題を身をもって理解する。体験によって変化する自分自身の客観的な観察を行うこともある。

  • プレゼンテーション(発表・提言)

    研究の各段階で発表を繰り返すことで、体験や研究から得られた新たな視点や理論について、誰もが納得し、共感を得られるよう伝達するコミュニケーション手法を身につける。

身につく力

社会に発信力をもった
自分らしい生き方を実現する力。

現代社会学部では、フィールドワークを通じてさまざまな人々の話を聞き取り、それを記録・分析するといったさまざまな学びを社会構想する力に結実させていきます。そうした成果を社会に発信することによって、実践的なコミュニケーション能力や判断力、自主的な行動力を身につけます。その積み重ねによって、情報に踊らされることのない、豊かな知性と確かな視座をもった自分らしい生き方を手に入れます。

  • コミュニケーション能力

    現地調査や現場体験の過程で人と対話する経験を積み、さらにレポートや発表の機会を通じて聞く・話す・読む・書くといった対人関係の基本となる能力を養う。

  • 情報収集・分析能力

    現地調査や社会調査の実践、情報機器を駆使した情報収集やプレゼンテーションの経験を通じて、情報を収集・選択・分析・加工・表現するといった現代社会で求められる能力を身につける。

  • 実践力・行動力

    社会学の研究を進める上での基本となるフィールドワークや現場体験を通じて、社会人として課題解決に立ち向かうために必要な積極性や実践力、行動力を培う。

社会構想学

新たな社会のつながりを構想し、
自らその実現に挑む

1年次より、各専攻の核となる科目を学び、同時にフィールドワークでの実体験、社会調査、データ分析を通して、人と人とのつながりが希薄化している原因を探ります。

2年次から始まるゼミ研究では、収集した実証データをもとに、「新たなつながりの創造」に向けた社会構想を練り上げ、提案・発表によって社会に発信します。

その後、再びフィールドやデータに立ち帰り、自らの構想に基づいた活動や研究を展開。この実践結果の検証と改善、再挑戦を繰り返すことで、社会学研究のみならず、社会人に求められる高度な交渉力や情報発信力、課題解決力を身につけます。