国際教養学部の2年生4人がロシア・サンクト・ペテルブルグ大学に留学
1セメスター(1学期間)、語学研修プログラムを受ける

  国際教養学部の2年生93人が2009年8月―2010年1月、ロシア(サンクト・ペテルブルグ大)、中国(上海大、蘇州大)ドイツ(マールブルク大)、フランス(レンヌ第二大)、スペイン(サラゴサ大)の5カ国に分かれ留学した。演習科目「海外課題研究」による留学で、1セメスター(1学期間)、提携先大学の語学研修プログラムを受けた。

  ロシアに留学したのは4人。サンクト・ペテルブルグ大学で、他国からの留学生とともにロシア語を学んだ。

 

■「ロシアに留学して」 国際教養学部2年 蔵元 香奈

  クラシックバレエを習っている私にとって、ロシア留学は大きな夢の一つでした。本場のバレエに触れられる、さらに大学で学んでいるロシア語を勉強できる。私がしたいことがロシアには凝縮されていました。

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  最初の1カ月は授業にもついて行けず大変な日々でしたが、乗り越えられたのはホストマザーの温かい言葉とクラスメイトや先生方の励まし、他国へ留学している国際教養学部の友人、そして日本にいる家族と先生方の応援でした。2カ月目からは、積極的に授業で発言を行なったり、町へ頻繁に出歩きました。ガイドブックには載っていない、リアルなロシアを感じることが出来ました。留学先のサンクトペテルブルグはヨーロッパの雰囲気が漂う美しい街で、「北のベニス」とも呼ばれています。観光名所はもちろん、本場のバレエ鑑賞へもたくさん足を運びました。DVDで観ていた光景が、目の前に広がっていることに感動して鳥肌が立ったことを今でも鮮明に覚えています。

  語学力は、会話とリスニングによって日々上達していきました。毎日、必ず10分以上はホストマザーと話をして間違っている部分を丁寧に教えてもらいました。帰国前には直されることがほとんど無くなり、自分の語学力がある程度の水準に到達したように思います。文法や語彙力を養うことはもちろん大切ですが、会話力を身につけることによって他の勉強もスムーズに進むことを今回の留学で感じました。黙っていても何も進まない、お店や駅では必ず会話をしなければなりません。間違いを恐れず、積極的に行動することが大切だと思いました。

  留学前に抱いていたロシアのイメージと実際のロシアは、違う部分がたくさんありました。ロシアは想像以上に温かく、親切な国でした。残りの学生生活でさらにロシアバレエの研究と語学力を磨き、ロシアと日本の友好に携わる仕事が出来たら嬉しいと思っています。

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2011/02/14

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