総合政策学部坂田隆文ゼミの学生が敷島製パンに提案したプロモーション企画が採択　Pascoコミュニティサイトで紹介｜学習・研究活動ニュース・イベント

総合政策学部坂田隆文ゼミの学生が敷島製パンに提案したプロモーション企画が採択　Pascoコミュニティサイトで紹介

　総合政策学部でマーケティングや商品企画を専攻する坂田隆文ゼミの学生が、今年６月に敷島製パンの製品企画部長や営業DX推進部長に対して提案した企画が採用されることになりました。

　採択されたのは「なごやんチャレンジ」という企画で、消費者が「なごやん」を使った新しい食べ方をPascoコミュニティサイト（https://www.pasco-sc.fun/）へ投稿、SNSに「#なごやんチャレンジ」とタグ付けして紹介するなど、同商品の新たな価値・魅力を消費者自身が発信していくものです。

　同企画は、発売から64年経つ「なごやん」が今後100年以上消費者に愛される商品であり続けるためにどうすれば良いのかを考えたもので、提案チームは「なごやんを洋菓子風にする」というアイデアを持っていました。しかし、実際に商品化するとなると生産設備の新設など課題が生じることから、「それなら、消費者自身から食べ方を提案・発信してもらう」という提案を行いました（https://www.pasco-sc.fun/article/project/kyoso/13913/）。

■なごやんチャレンジに込める想い

　なごやんチャレンジというのは、単に「なごやん」の新しい食べ方の提案をしてもらうためだけではなく、消費者の皆さんに「なごやん」の新たな魅力を発見してもらうためのものです。

　私たちがこの提案に至るまでには、「なごやんに生クリームを付けたら美味しくなるのでは？」「黄身あんとカステラの分量を変えたらどうなるだろうか？」という、まさに私たち自身の「なごやんチャレンジ」がありました。考えを重ねるなかで、「なごやんそのものも美味しいけど、食べ方次第で多くの可能性があるのではないか」ということに気が付きました。そこで、多くのなごやんファンの方の声を集めるための方法を考えて提案しました。

　この提案は敷島製パンに提案して終わりというものではありません。企画提案をゴールにするのではなく、友人・知人にこの活動を紹介していくことでなごやんチャレンジが活発なものになるよう頑張りたいと思います。

（総合政策学部　３年　上久保百華）

■強い思いを持ち続けることの大切さ

　「なごやんチャレンジ」はなごやんが愛されるにはどうしたら良いかを約7ヶ月間考え続け、自分達の案を採択してほしいという強い思いを持ち続けたからこそ実現できたものだと思います。

　私は当初なごやんに対してあまり印象がありませんでした。そこで、どうすれば私自身がなごやんを食べたくなり、自分で買うようになるのかを一生懸命考えました。企画を考えていく中で、コンビニに立ち寄るとなごやんの販売位置を確認したり、なごやんを購入したり、常になごやんのことを考えていたことで気が付くと私自身がなごやんを好きになっていました。

　なごやんをもっと多くの人に届けたいと思う一方、なかなか納得のいく案が出ず、また敷島製パンの方に企画案をどう伝えるべきかとても苦戦しました。しかし、チームメンバーと話し合いを重ね坂田先生にもアドバイスをもらうことで、企画案が日に日に良くなっていくのが私のモチベーションに繋がりました。

　「なごやんチャレンジ」の企画が採択されると聞いたとき、本当に嬉しい気持ちと約7ヶ月頑張ってよかったという気持ちでいっぱいになりました。この気持ちを忘れずこれからもゼミ活動に全力で取り組んでいきます。

（総合政策学部２年大矢侑芽）

■　私たちの存在意義のある提案

　「なごやんチャレンジ」にたどり着くまでに、私たちは何度も案を出し直したり、出てきた案を深掘りして考え続けました。この案の深掘りはとても楽しいことでもありましたが辛いことでもありました。

　楽しかったと思うことは、チームメンバーと「なごやんチャレンジ」について話し合う中で、私たちの想像していたことが段々と形になっていくことを実感できたことです。一方辛かったことは、私たちの存在意義がある企画にするということです。ありきたりのものでは私たちが考える意味がなくなってしまうため、私たちの存在があるからこそ、この企画があるんだと自信を持って言える案を、毎日のように試行錯誤し、考えることに苦労しました。たくさんの企画案を考え深掘りし、ブラッシュアップを重ね完成させることは、私1人だけでは出来ませんでした。チームメンバーのおかげで最後まで頑張ろう思いました。

　今までは、企業の方にプレゼンをするだけで達成感を味わっていましたが、実際に企画が採用されるとまた違う達成感がありました。今回のこの達成感を今後の産学連携活動でも味わえるよう精進して参ります。

（総合政策学部　２年小池菜月）