総合政策学部坂田隆文ゼミ (株)ワーク・ライフバランス「ワーク・ライフバランスコンサルタント」を招いた講演・研修会を実施

 総合政策学部坂田ゼミ(担当:坂田隆文教授)は7月10日、(株)ワーク・ライフバランスのワーク・ライフバランスコンサルトである原わか奈さんを招いた講演・研修会を、Zoomを使用したオンラインで実施した。これは原さんが坂田ゼミ卒業生という縁で生まれた企画で、当日は13時~17時半までの長時間にわたり、坂田ゼミの学生だけにカスタマイズされた講演とワークショップが開かれた。

 講演は現代社会が抱える課題の説明や働くうえでの価値観の変化といった学生にとって有益な話題が盛り込まれたうえに、ゼミ生一人ひとりの「社会に出てからの働き方」を考える時間も設けられた。また、講演者自身が坂田ゼミ出身ということもあり、現役ゼミ生との間で率直な意見交換も活発に行われた。

 また、今回の講演・研修会には坂田ゼミ卒業生や、坂田教授が懇意にしている企業人27社32人も参加し、学生同士のみならず企業人と学生、企業人と企業人の交流も行われた。働く社会人の本音や業種・業界を超えた意見の交換も生まれ、異業種交流会ともいえる会となった。

 中盤には「10年後の自分はどうありたいか」というテーマでのワークショップが開かれ、学生の意見だけでなく社会人の多様な意見も見ることができた。また予定時間を大幅に延長するほどに企業人も交えた質疑が活発に行われ、坂田ゼミ生にとっても有益な時間を楽しんだようだった。

HP図4.jpg HP図3.jpg

■ 25歳の私の働き方

 今回の講演には、私たちゼミ生の他、多くの社会人の方もいらしており、講演内容について実際に働かれている方のリアルな意見や質問を聞くことができたので、大変勉強になりました。

 私は5年後の働き方について「将来性のある企業に勤めたい」という理想しか持っていませんでしたが、講演者である先輩がどんな質問にも間を空けず専門的かつ的確な回答をしている姿を見て、私も先輩のように得た情報や知識、経験に裏付けられた説得力のある考えを発信できる社会人になっていたいという具体的な目標を持つことができました。

 先輩のようにかっこいい社会人になるために今の私にできることは、これからの大学生活で様々な経験をし、そこから一つでも多くの学びを得ることだと思います。卒業する頃には、この講演を聞いた時よりも先輩に近づいたと胸を張っていられるようにこれからも頑張ります。

(総合政策学部2年 徳永夏鈴)

■ 大学生活をどう過ごすか

 今回の講演を通して、なりたい自分や、将来就きたい企業などを明確にすることの大切さを学びました。

 私はこれまで大学での勉強や大学生活に対して、明確な目標を持たないまま、漠然と目の前の課題に取り組んでいたように思います。しかし、今回の講演を受け、「将来どのような自分になりたいか」という観点から、今やるべきこと、自分に足りないことを導き出し、それに沿った大学生活を過ごすことが将来成功するための近道であると知りました。

 今回のように社会で活躍されている先輩から直接話を聞き、自分の将来について考える機会をもらえることは決して当たり前ではありません。このような機会をいただいたことに対する感謝の気持ちを忘れず、今後は将来の自分をより深く考え、大学生活ではそれに沿った行動をとれるように意識していきます。

(総合政策学部2年 中野由唯)

■ 自分の課題

 講演を聞いて、自分がどのように働いていたいか、理想の自分になるために今の自分に足りていないことは何か、そして足りていない部分を補うためにはどう行動するべきかを考えるきっかけとなりました。

 講演の中で、今後AIに奪われない仕事は「創造性、協調性が必要な業務」であるという話があり、今、私の一番の改善点はコミュニケーション能力であると感じました。それは、今回講演をしてくださった先輩と参加された企業の方とのやり取りを見ていても強く感じました。

 講演内容について質問した際、私たち学生は質問に対する答えは100%正しいと思い込んで終わることが多いですが、社会人の方々は返ってきた答えが納得のいかないものであったり、疑問を感じたりするとすぐに自分の意見を付け加え、自分が納得いくまで質問を続けていました。そのようなやり取りを見て、相手の意見が正しいと思うだけではなく、自分の考えも大切にし、臆することなく発言して議論を深めることで、コミュニケーションはどんどん広がっていくと感じました。

 今後、様々な機会を最大限に活用し、コミュニケーション能力を高め、理想の自分となれるよう精進していきます。

(総合政策学部2年 中村真夕)

■ 理想の人生を考える

 今回お話を聞いたことで、働き方がどれほど重要なのかよくわかりました。就職活動の準備として企業ごとの働き方に興味はありましたが、それほど重要視してきませんでした。しかし、少子高齢化などの時代背景を知り、これから働くにあたって最も重要視するべきポイントの一つだと実感しました。将来を踏まえ、長い目で自分の人生を考えなければならないと思いました。

 また、講演中に行ったワークの中で5年後の自分の姿を想像しましたが、うまく想像できず、自分のことなのに人生について考える時間がほとんど無かったことに気がつきました。しかし、今回の講演を通して、私の人生の理想は仕事も含め自分の成長につながる生活をすることだと思いました。今後はなりたいと思えた自分の姿を大切にして、今ゼミで取り組んでいる活動についても「その姿になるには」ということを考えながら行おうと思います。

 今回お話してくださった先輩は、活力に溢れていて憧れを感じました。ワーク・ライフバランスを通して自分の人生を大切にしているからこそ、充実した生活をされているのだと思います。私も、自分の人生を満足できるように将来を作り上げて行きたいです。

(総合政策学部3年 加藤真彩)

HP図1.jpg HP図2.jpg

※ 関連URL

 坂田隆文ゼミHP(http://www.sakataseminar.jp/

 (株)ワーク・ライフバランスHP(https://work-life-b.co.jp/

 原 わか奈さん プロフィール(https://work-life-b.co.jp/profile/wakana_hara.html

2020/07/15

  • 記事を共有