総合政策学部坂田隆文ゼミ 愛知県主催「あいち学生観光まちづくりアワード」で優秀賞を受賞
総合政策学部・坂田隆文教授のゼミ生は3月18日、「あいち学生観光まちづくりアワード」(主催:愛知県)に出場し、優秀賞を受賞した。
大会は「愛知に泊まろう!」をテーマに愛知県の観光振興に資する取り組みの提案を全国の学生を対象に募集しており、応募した31チームのうち予選を通過した5チームが3月18日の最終発表会に出場した。
坂田ゼミ生は「3Mind Tour~Matcha・Manners・Mindfulness~」と題し、愛知県の観光客を増やす施策として、平日は多忙にも関わらず休日には比較的時間のある外国人ビジネスパーソンを対象に西尾市の茶や寺院を堪能できるプランを提案。提案内容の斬新さやプレゼンテーション能力の高さを評価され、2位にあたる優秀賞を受賞した。
最終発表会は、愛知県観光コンベンション局長が審査委員長を務め、中日新聞、愛知県観光協会、愛知県観光戦略委員(クリス・グレン氏)、株式会社リクルートライフスタイルが審査委員を行った。当日は150人の観覧者が参加する予定だったが、コロナウイルスの影響で観覧者がいない状態での発表となった。
(左から)クリス・グレン氏、川﨑さん、中野さん、佐合さん、 愛知県観光コンベンション局長藤田さん |
発表する坂田ゼミ生 |
■ 活動を通して学んだこと
今回のコンテストへの参加を通して、チーム内の密な連絡の必要性を学びました。準備期間が大学の長期休暇と重なったこともあり、メンバー全員で会うことが難しく、役割分担や意思疎通のために頻繁に連絡をとる必要がありました。自分の考えが十分に伝わるよう文章を作成したつもりでも相手には伝わっておらず、役割分担や提案内容の共有が出来ていなかったことがありました。
一つ共有できなかっただけで、提案内容のずれが発生したり、役割分担が重なってしまったり、提案内容を考え直すことが増えるなど全員の負担が多くなり、とても責任を感じました。
今回のミスで伝達不足はチーム全体に迷惑をかけること、時間を無駄にしてしまうことが分かったので、今後はより丁寧で密な連絡を心がけていきたいと思います。
(総合政策学部 中野由唯)
■ 「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」
プロ野球野村克也氏の名言で有名ですが、元々は剣術の達人だった松浦静山の言葉です。今回のコンテストでは残念ながら最優秀賞は取れませんでしたが、この結果は決して偶然ではなく、多くの理由が存在すると思います。
「0からの提案」だったため、地道な情報収集・分析からスタートしました。書籍を100冊以上読み、観光専門の旅の図書館へ足を運び、市場分析・顧客分析・競合分析を行い、様々な外国人・新商品関連の番組を視聴し、約半年間「誰に何を」を常に考え、創造力や発想力が乏しくならないよう、面白いものを追い求めることを意識しました。実現可能な筋道を立て企画を進めていく上で最終的に足りなかったものは「提案をはっきりイメージできるものとして相手に伝えること」と「その企画を実現しようとする強い思い」だったと感じています。
今後の活動も自分に足りない点を素直に反省し、順調に進んでいたとしても驕ることなく、お世話になった方々への感謝の気持ちを忘れずに、失敗を成長の糧にできる姿勢で臨んでいきます。
(総合政策学部 川﨑南奈)
■ 次に活かす
この「あいち学生観光まちづくりアワード」は私にとって初めて取り組んだプロジェクトでした。そのため右も左も分からず、苦戦することばかりで失敗と反省の繰り返しでした。
結果的には優秀賞という素晴らしい賞をいだだくことが出来ましたが、嬉しさと同時に悔しさも感じるものでした。「もっとこだわりを強く持てていれば」、「一つひとつの行動に意味を持つ事が出来ていれば」など、後悔が残った点があります。また、大学生活や部活との両立に苦戦する中、同期のチームメイトに引っ張ってもらう状況にあったことも反省しています。
しかし、参加していなければ最終発表を行う貴重な経験をすることも、自分の改善点に気づくことも出来なかったと思うと、プロジェクトに参加し、最後までやり抜くことができて本当によかったと思います。
坂田先生の「反省は次に活かす」という言葉を意識し、今後のプロジェクトでは後悔のない提案が出来るように、プロジェクトを通して経験したことを次に活かしていきます。
(総合政策学部 佐合奏)
受賞後に記念撮影 |
【関連サイト】