総合政策学部坂田隆文ゼミ/株式会社ドリームに商品企画を提案

 総合政策学部・坂田隆文教授ゼミは10月11日、美容、健康、アイデア雑貨の企画、開発を運営する(株)ドリーム(名古屋市東区)に対して商品企画の提案を行った。この活動は坂田ゼミが産学連携講義の一環として行っている活動で、参加した学生11人は約半年かけて企画を練り上げた。

 発表会は各自検討してきた企画を5分間で発表し、その後、社員からの質疑応答や一人ひとりに対するコメントが行われた。提案した企画の中から2人のアイデアが優秀賞に選ばれ、大橋秀男代表取締役から賞状が授与された。発表会でのアイデアは、一部を今後商品化できるかどうかを検討するためのブラッシュアップの作業に入る。

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提案発表した11人 発表する学生
HP受賞の様子.jpg
優秀賞に選ばれた学生

■ 熱意を伝える大切さ

 今回の活動で学んだことは熱意を伝えることの大切さです。

 私は今回の活動を行うにあたり、自分が欲しいと思える商品を提案しようと取り組みました。どう考えれば企業の方に魅力的な商品と思っていただけるのかたくさん悩みながらも、この提案を企業の方に絶対認めていただきたいという強い熱意を持って最後までやり遂げることができました。

 そうして迎えた最終発表では、企業の方に「これいいね!」、「私も欲しい!」というお言葉をいただくことができました。また、このプロジェクトに取り組んだ11人の中で最も優れていると評価していただくことができました。商品提案を行うにあたり、提案内容そのものも重要ですが、それ以上に自分のアイデアにどれだけ熱意持って、真剣に取り組むのかということが大切であるのだと実感しました。

 これからも今回の活動で学んだ熱意を伝えることの大切さを忘れず、全力で取り組んでいきます。

(総合政策学部2年 松田友梨香)

■ 自分の甘さ

 今回はチームでなく個人で参加するプロジェクトだったため、今までとは異なり、チームメンバーに頼らず、案出しからプレゼンテーションまで一人で考えて作っていかなければなりませんでした。ゼミの時間はお互いに提案に対して指摘する場面があり、良いと思って提案したものが全然だめだと言われてしまうなど辛い思いをしました。

 また、私は自分では気づかないところで全力を尽くせていなかったことに後から気が付きました。例えば、提案商品のイメージが伝わるように簡易的に商品のイメージ像を作成しましたが、作るということに集中してしまい、イメージ像には私がこだわっている提案部分を反映させていませんでした。個人戦でチームメンバーからの指摘がない分、自分の甘さに気づいたときには既に手遅れになってしまい、とても悔しい思いをしました。

 個人戦はすべての結果が自分の責任になります。いつも人に頼ってごまかしてしまっていた自分の弱点や実力を知ることができました。今回知れたことを糧に、克服できるよう努力していきます。

(総合政策学部2年 加藤真彩)

■ 一人で活動する難しさ

 私はこのプロジェクトを進める中で、案出しで自信を持てる案をなかなか見つけることができず苦労しました。参加する前から日常生活でアンテナを張って「こういう商品があればいいのに」と思える商品イメージを作っておかなかったことを反省しています。また、自分の提案内容を深める際には様々な視点から自分の提案を見ることができず、視野が狭くなってしまった部分もあり、一人で活動を進める難しさを感じました。一方、他のゼミ生の案の着眼点に感心し、視野を広げて考える必要性も感じました。

 最終発表では同期の提案が企業の方から評価されているのを見て、大変刺激を受けたとともに、私も負けないようにより一層努力しようと思いました。今回のプロジェクトでの学びを活かし更なる成長に繋げていきます。

(総合政策学部2年 豊田季梨香)

■ 諦めないこと

 私は今回の提案活動を通して、諦めないことの大切さを実感することができました。

 活動するにあたって、私は「自分の悩みを解決できるグッズを作りたい」という思いで臨みました。企業の人を招いて行った中間発表では、考えた提案はほとんど評価されず認めてもらえなかったことがとても悔しくなりましたが、私はそこで諦めませんでした。

 自分自身が抱いていた悩みを解決したいという強い思いを持って提案内容を何度も見つめ直し改善した結果、最終発表では企業の人から「良い方向に修正できたね!」、「この提案好き!」などと、中間発表の時からは想像できないような評価をいただきました。こういった評価を最終発表で聞くことができ、最後まで諦めずに改善を続けて本当に良かったと思います。

 諦めずにやり続けることは大変ですが、だからこそ得られる達成感もあるのだと今回の活動を通して学ぶことができました。この経験を活かし、どんなことにも諦めないで取り組んでいきます。

   (総合政策学部2年 村田康輔)

【関連サイト】

※ 坂田隆文ゼミHP

※ 株式会社ドリーム

2019/10/23

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