総合政策学部坂田隆文ゼミ/井村屋株式会社、附属中京高校と「産高大連携講義」をスタート

 産高大連携講義「商品企画を通じた課題解決型学修」が、10月26日よりスタートした。この取り組みは、井村屋株式会社のご協力のもと、井村屋、附属中京高等学校(以下、附属高校)、本学総合政策学部・坂田隆文教授ゼミの3者で進める高大連携教育の一環として、附属高校の生徒と坂田研究室の学生が共同で新商品の企画立案を行い、それら井村屋に対して提案することを目的とした取り組みである。

 第1回となる10月26日の授業では、坂田教授が附属高校の生徒13人に対して、大学における学びや社会で求められる能力等についての講義を行ったあと、生徒を4つのグループに分け、提示した話題に関するグループディスカッションを行った。各グループには、坂田ゼミの学生が加わり、議論の進行をサポートした。ディスカッションでの検討内容を発表後、坂田教授による総評を通じて、参加者間でこの取り組みのねらいを共有し、講座の最後には、次回までに各自で検討する課題(井村屋から発売されるアイスのアイデアの創出)が具体的に提示された。

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附属高校内に掲示されたポスター チームビルディングに励む附属校生と坂田ゼミ生

 次回以降の講義では、各自が持ち寄った新商品のアイデアをもとにグループワークを行い、より具体的な企画立案の作業を進めていく予定。また、最終回となる5回目(2019年2月17日)は本学の「清明ホール」に会場を移し、三重県立四日市南高校産高大連携講義チームや三重県立津西高校産高大連携講義チームとコンペ形式にて井村屋副社長に対してプレゼンテーションを実施する予定である。

■ 責任感の芽生え

 先日、産高大連携プロジェクトのため附属高校へ足を運びました。私は、今回の「産高大連携講義」で附属高校と三重県立津西高等学校の二つの高校とそれぞれチームを組んで取り組んでいます。

 今まで様々なプロジェクトでチームを組んできましたが、先輩方がいない環境で活動するのは今回が初めてです。そのため、自分が周りをしっかりとまとめて指導しなければいけないという気持ちが強く、より一層プロジェクトに対する責任感を感じました。今後は先輩と組むことがどんどん少なくなっていくため、自分達が引っ張っていかなくてはいけないという意識が芽生えたと共に、焦りや不安も感じました。しかし、これも自分を成長させるためのトレーニングだと思って失敗を恐れずに頑張ろうと思います。

 また、今のうちに先輩の背中をしっかりと見て、吸収できるものは全てして自分の成長に繋げられるようにしたいと思います。

(総合政策学部2年 井上萌)

■ 自分の価値を高めるために

 今回の「産高大連携講義」では、初めて私たちが最高学年として高校生をリードして進めていきます。これまでプロジェクトを通して先輩方から様々なことを教わってきましたが、今回は逆に私たちが教える立場となり、これまで以上に責任を持って進めていく必要があるため、今までとは違う緊張感がありました。

 初回講義で行われたディスカッションでは、初めは高校生たちも少し緊張した顔つきでしたが、議論を進めていくうちに積極的に発言をする姿を見てとても刺激を受けました。私は人前で発言することが苦手なため、高校生に負けないように今までの経験や先輩から教わってきたことを振り返りながら自信を持って高校生をサポートし、引っ張っていける大学生でありたいと思います。

 高校生とは直接会って話すことがなかなかできないため、話し合いを進める上で壁にぶつかることもあると思います。しかし、高校生と大学生が一緒に活動をしていく上でのメリットを最大限に引き出し、互いに高め合いながら商品化に繋げていきたいです。

(総合政策学部2年 高藤文乃)

■ 周りを見る力

 私は今回の附属高校と三重県立四日市南高等学校との二つの「産高大連携講義」に参加しています。

 四日市南高校との「産高大連携講義」では私がリーダーを務めており、高校生に対してスケジュールや作業内容の指示を出さなければなりません。その上、高校生は授業や部活動などがあり、1日のスケジュールが私たちとは全く異なるため、いかに効率よく複数の作業を終えることができるかが鍵になります。

 両方の産高大連携講義に参加することで、私はマルチタスクが身につくと思っています。どちらの高校生にも無理のないスケジュール感や作業の量を見極めていきたいです。どちらの高校生のことも気にかけ、作業を効率よく行うことは難しいことですが、それを乗り越えることで周りを見ながら仕事を効率よく行えるようになると思います。

(総合政策学部2年 西野未花)

■ 新たな自分になるために

 私は、10月26日、附属高校に行き、附属高校の生徒と一緒に井村屋株式会社にアイスの新商品を提案する「産高大連携講義」の初回講義に参加しました。

 三重県立津西高等学校の「産高大連携講義」にも参加し、津西高校の産高大連携講義ではリーダーも務めていますが、先輩がいない中で高校生と直接関わって進めていく活動は今回が初めてです。そのため、自分の成長のためにも今回リーダーを志願しました。私は、自分にはリーダーシップや積極性が足りないと感じていたため、今回二つのプロジェクトのリーダーを務めることが成長のチャンスだと感じています。

 今までの自分から、一歩成長した自分になれるようにメンバーと協力しながら精一杯活動をしていきます。

(総合政策学部2年 脇本百花)

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プロジェクトに参加する坂田ゼミ生

 井村屋株式会社HP(https://www.imuraya.co.jp/)

 中京大学附属中京高等学校HP(http://www.chukyo.ed.jp/)

 総合政策学部坂田隆文ゼミHP(http://www.sakataseminar.jp/)

2018/11/01

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