総合政策学部坂田隆文ゼミ/井村屋株式会社、三重県立四日市南高校と「産高大連携講義」をスタート

 井村屋株式会社、総合政策学部・坂田隆文教授ゼミ、三重県立四日市南高等学校の3者で進める「産高大連携講義」が9月3日よりスタートした。本講義は高大連携教育の一環として、井村屋株式会社のご協力のもと、四日市南高校の生徒と坂田隆文研究室の学生が共同で商品企画を行い、井村屋に提案発表を行うことを目的としている。

 第1回となる9月3日の授業では、坂田教授が四日市南高校の生徒約10人に対して講義を行い、就職活動をめぐる状況や商品企画を行う上での視点と方法などをレクチャーした。授業後半には、生徒同士でグループワークを行い、アイデアの出し方やワークの進め方について坂田ゼミ生がチューターとして生徒たちのサポートを行った。

 2回目以降の授業では、各自が持ち寄った商品企画のアイデアをさらに磨き上げながら企画立案作業を行い、最終回となる5回目は本学の「清明ホール」に会場を移し、井村屋副社長に対してプレゼンテーションを実施する予定としている。

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初回ガイダンスを行う坂田教授 グループワーク話し合う高校生とサポートする坂田ゼミ生

 ■ 学びを活かす大切さ

 私は、今回のプロジェクトに昨年度に引き続き参加させていただきます。企業の方と高校生との関わりがある珍しいプロジェクトに参加して学んだことがたくさんありました。

 なかなか簡単に会うことのできない高校生とのやりとりであったり、大学生として高校生をいかにリードしていくことであったり、企業の方を前に商品提案をすることであったり、経験したからこそわかることがあります。特に、一か月に一回しか会えない高校生とどのようにして案を深めていくのか、会えない時間をどのようにマネジメントしていくのかが問われました。その時はなかなかうまくいかずとても苦労したため、今回のプロジェクトではその反省を活かして高校生を上手く導いていきたいと思いました。

 昨年度参加した時の学びを存分に活かして、高校生をリードしていきながら、昨年度よりもさらに成長できるように頑張っていきます。

(総合政策学部3年 岩本佳央理)

 ■ リベンジを果たすために

 株式会社井村屋と三重県立四日市南高等学校と共に行う「産高大連携講義」が始まりました。私は昨年も参加し、2回目の参加です。前回は、最終発表会の結果で悔しい思いをしたため、「リベンジを果たし、商品化に結びつけたい」という強い意気込みを持って参加しました。

 チームメンバーの中に昨年も参加してくれた高校生がいました。今年も参加しようと思ったのはなぜかと問うと「学びのある講義でとても楽しかったが、結果が残せなかった。今年は結果を残したい」とキラキラした目で真っ直ぐな思いを伝えてくれました。また、今年初めて参加するメンバーからも意欲溢れるわくわくした前向きな意見を沢山聞き、私のモチベーションがより一層高まりました。

 昨年、高校生との関わりの中で、数少ない直接会える機会やメールでのやりとりひとつひとつで距離を縮めることが、チームでの活動を円滑に進めるために大切であると感じました。結果を残すために、昨年の反省を活かすことが重要になります。チームが意欲的に活動をし続けられるよう、工夫を凝らして進めていきます。

(総合政策学部3年 鈴木くるみ)

 ■ 成長するために

 

 私は今回産高大連携講義に初めて参加します。以前参加したプロジェクトでは、ゼミ生同士でチームを組みました。しかし今回は高校生とチームを組み、私はそのチームのリーダーを務めることになりました。私たちが普段やっていることを、高校生にもやってもらわなくてはなりません。大学生の私たちですら大変だと思うことや、辛いと思うこともあります。それを高校生の皆さんに楽しくやってもらうためには、どうしたらいいのかを考えなくてはなりません。

私が高校生の時は、大学生と喋るだけでも緊張していました。その緊張をほぐしながらも、やるべきことを指示し、間違っていたら指摘するのが私の役目だと思っています。今回のプロジェクトで、高校生の皆さんも成長したと感じられ、私自身も成長したと胸を張って言えるよう頑張ります。

(総合政策学部2年 西野未花)

 ■ 新たな成長

 私は高校生と関わるこのプロジェクトで、大学生としての責任を持ってチームを牽引していきたいと思いました。

 プロジェクトの初回講義では、今後一緒に活動していくチームごとに分かれてグループディスカッションを行いました。初対面でのディスカッションで高校生の顔に緊張が見えたため、自分の意見をありのまま発言することや緊張している高校生に積極的に意見を聞くことを意識しました。すると、徐々に高校生の緊張がほぐれていき一人ひとりがしっかりとした意見を発言し、活発な議論ができました。その姿を見て、高校生のやる気や熱意をより高めることのできる大学生としての存在でありたいと強く思いました。

 今後も高校生、大学生関係なくチーム一丸となって、自分の成長はもちろん、高校生にとっても良い学びや成長に繋がるように取り組んでいきます。

(総合政策学部2年 山田治雄)

 総合政策学部 坂田隆文ゼミHP

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 井村屋株式会社HP

2018/09/12

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