総合政策学部坂田隆文ゼミ/株式会社中日ドラゴンズ、附属中京高校との「産高大連携講義」がスタート

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産高大連携講義告知ポスター

 産高大連携講義「商品企画を通じた課題解決型学修」が、11月10日よりスタートした。この取り組みは、中日ドラゴンズのご協力のもと、株式会社中日ドラゴンズ(以下、中日ドラゴンズ)、附属中京高等学校(以下、附属高校)、本学総合政策学部・坂田隆文教授ゼミの3者で進める高大連携教育の一環として、附属高校の生徒と坂田研究室の学生が共同で新商品の企画立案を行い、それらを中日ドラゴンズに対して提案することを目的とした取り組みである。

 第1回となる11月10日の授業では、坂田教授が附属高校の生徒10人に対して、大学における学びや社会で求められる能力等についての講義を行ったあと、生徒を3つのグループに分け、提示した話題に関するグループディスカッションを行った。各グループには、坂田ゼミの学生が加わり、議論の進行をサポートした。ディスカッションでの検討内容の発表後、坂田教授による総評を通じて、参加者間でこの取り組みのねらいを共有したうえで、講座の最後には、次回までに各自で検討する課題(中日ドラゴンズのマスコットキャラクターを活用した新商品のアイデアの創出)が具体的に提示された。

 次回以降の講義では、各自が持ち寄った新商品のアイデアをもとにグループワークを行い、より具体的な企画立案の作業を進めていく予定である。

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附属高生と進行をサポートする本学学生

■楽しく取り組み学ぶ

 今回が第1回目ということでどんな高校生がいるのか緊張しつつも、これから始まるプロジェクトに期待を膨らませながら講義に参加しました。大学生と高校生、そして企業と一緒に取り組むこのプロジェクトを、高校生にとっても私にとっても学びの多い取り組みにしたいと強く思いました。

 実際に高校生とディスカッションを通して話してみると、真面目な意見を交わしながらも楽しみながら議論することができ、これから一緒にプロジェクトを進めることへの期待が湧きました。今後同じグループで活動していく高校生が真面目に取り組んでくれているからこそ、私もよりいっそう先輩らしく責任を持ってグループを引っ張っていきたいと思うことができました。

 この産高大連携講義は、大学生活ではなかなか関わることがない高校生と関わることで、私にとってとても刺激的で、成長に繋がる経験となります。先輩としてリードすることを意識しながら、なによりも高校生と一緒に楽しみながら、より良い提案ができるように取り組んでいきます。

(総合政策学部2年 岩本佳央理)

■高校生と関わるということ

 第1回目の講義を通して、後輩と接することに対して考え直す良いきっかけとなりました。高校生から見た大学生はどのような人なのか、また私からはどのように接したらいいのかなど、第一印象が大切だと思い初回の講義はとても緊張しました。

 高校生と一緒に活動すると、先輩としてリードやサポートしていくことがとても難しく感じました。先輩としての態度を見せ過ぎると怖い人だと認識され萎縮されてしまうのではないか、優しくし過ぎると先輩としての立場でいることは難しくなってしまうのではないかと考えました。この点を上手く調整することが、いい先輩になることではないかと思います。

 また、高校生と関わる機会が増えるということで、私自身の過去の高校時代を思い出すことが多いです。高校時代と比較して成長できたと実感できること、まだまだ変わることができていない課題などに気づけます。

 成長したことを生かし、この産高大連携講義で高校生のみなさんに良い影響を与えられるように、私も成長をしながら取り組んでいきます。

(総合政策学部2年 尾﨑美憂)

■ 後輩から学ぶことの大切さ

 初回講義を通して、高校生のみなさんの真剣なまなざしやひたむきな姿勢が感じられ、後輩が私にゼミ活動に対する初心の気持ちを思い出させてくれた良い機会になりました。

 初めに今後一緒に活動していくメンバーと、チーム作りを目的としたグループディスカッションをしました。学ぶ・教えるという枠を超え、互いに考えや意見を出し合い、私が考えもつかなかった枠にとらわれない新たな着眼点から議論を展開していくことができ、高校生のみなさんから大きな学びを得ることができました。

 また、「発想は自由に ロジックは厳密に」という先生の言葉を念頭に置き、次回の講義までに1人100案の新商品のアイデア創出を課題としました。高校の授業では普段出されない課題であり、高校生の中には戸惑う姿も多数見受けられました。しかし、積極的に「いつもどのように案出しをされていますか」などの質問を受け、高校生のみなさんの前のめりな姿勢を感じ、今後のチーム内での議論展開が楽しみになりました。

 この産高大連携講義を通して、高校生へのサポート・リードをし、互いに得るものが多くなる関係性を築いていけたらと思います。

(総合政策学部2年 笹岡千花歩)

 ※坂田隆文ゼミHPもご覧ください。

2017/11/21

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