総合政策学部坂田隆文ゼミ/井村屋株式会社、三重県立四日市南高校と「産高大連携講義」をスタート

 井村屋株式会社、総合政策学部・坂田隆文教授ゼミ、三重県立四日市南高等学校の3者で進める「産高大連携講義」が10月16日よりスタートした。本講義は高大連携教育の一環として、井村屋株式会社のご協力のもと、四日市南高校の生徒と坂田隆文研究室の学生が共同で商品企画を行い、井村屋に提案発表を行うことを目的としている。

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グループワークで話し合う高校生とサポートする坂田ゼミ生

 第1回となる10月16日の授業では、坂田教授が四日市南高校の生徒約30人に対して講義を行い、社会人をめぐる状況や商品企画を行う上での視点と方法などをレクチャーした。授業後半には、生徒同士でグループワークを行い、アイデアの出し方やワークの進め方について坂田ゼミ生がチューターとして生徒たちのサポートを行った。

 2回目以降の授業では、各自が持ち寄った商品企画のアイデアをさらに磨き上げながら企画立案作業を行い、最終回となる5回目は本学の「清明ホール」に会場を移し、井村屋専務取締役に対してプレゼンテーションを実施する予定としている。

〔今後の予定〕

 第2回 : 2017年11月13日(会場:四日市南高校)

 第3回 : 2017年12月11日(会場:四日市南高校)

 第4回 : 2018年1月22日(会場:四日市南高校)

 最終回 : 2018年2月18日(会場:中京大学「清明ホール」)

■社会人への第一歩

 私にとって初めての活動である「産高大連携プロジェクト」に参加させていただきました。第1回目の活動では、16日に三重県立四日市南高校の高校生との顔合わせを行いました。

 グループディスカッションでは、最初から自分の意見を話せる学生さんとなかなか意見を出せない学生さんがいました。そこで、意見を出せない学生さんを気に掛けるとともに、高校生の発言しやすい雰囲気作りを行いました。しかし、意見を出せない学生さんを気にかけ過ぎてしまい、時間ギリギリまで結論がでず、私はまとめ役としての自分の責務を果たせませんでした。

 今後のプロジェクトではしっかりと高校生全員を引っ張っていけるような、頼られる人間になりたいです。現在3年生の私は、そうすることが社会人になるための第一歩につながると思うからです。学内にいては経験できないこの貴重な経験を通し、社会人になるための準備を進めていきたいです。

(総合政策学部3年 鈴木花歩)

■成長に気づけた初回

 「産高大連携講義」という貴重な機会に参加させていただきました。このプロジェクトは、私の地元である三重県の企業、高校との取り組みということで、とても楽しみにしていたプロジェクトでした。

 初回の講義では、グループ発表があり、その後先生から頂いたテーマでグループディスカッションを行いました。グループディスカッションでは、自分自身の高校時代を思い出しました。私自身も高校生の時、自分の意見をディスカッションなどで相手に伝えることが苦手でした。ゼミで数多くの経験を積み、様々なことを学んできたことによって高校生の時の自分よりも成長したことを実感しました。

 私だけが成長するのではなく、共にプロジェクトを行う高校生の方々も成長してもらえるような取り組みにしたいと思います。そして、今まで得た経験を活かし、より良い商品を提案できるよう取り組んでいきます。

(総合政策学部2年 尾崎美憂)

■自分の役割を意識する事の大切さ

 四日市南高校と坂田ゼミと井村屋との産高大連携プロジェクトが始まりました。昨年度は中京大学附属中京高等学校と「産高大連携講義」をやらせていただいたのですが、その際は初めてのプロジェクトだったという事もあり、反省点や課題がたくさんありました。今回はその経験を踏まえ、気合いいっぱいで取り組み始めました。

 顔合わせしてからいきなりのグループディスカッションでしたが、高校生が面白い意見や奇抜な意見をたくさん出してくれたおかげで話し合いは進んで行きました。しかし、意見が多く交わされる事で反論や対立もあり、大学生の私がまとめなくてはいけない場面でなかなかまとめる事が出来ませんでした。普段ゼミのディスカッションで整理したりまとめる役を務めてこなかった事が原因だと考え、とても反省しました。

 普段なかなか触れ合う機会のない高校生とのプロジェクトで、面白い意見や思いつかないような意見を活かせるよう、自分の立場や役割を意識し、よりよい商品が提案できるようにがんばっていきたいです。

(総合政策学部2年 菊谷栞里)

※ 関連ページもご覧下さい。

 総合政策学部坂田隆文ゼミHP 

 三重県立四日市南高校

 井村屋株式会社 

2017/10/25

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