総合政策学部坂田隆文ゼミ/富士通・豊川信用金庫との「知財活用新商品開発発表会」を開催

 総合政策学部・坂田隆文教授ゼミは8月28日、富士通・豊川信用金庫との「知財活用新商品開発発表会」を行った。

 これは、富士通が保有している休眠特許(商品化されていない未使用の特許)を利用して、学生の発想力で新商品を考案し、自治体、豊川信用金庫と連携して物づくりの推進に取り組むものである。

 発表会には愛知県産業労働部、豊川市産業部、経済産業省中部経済産業局の方などにご参加いただき、学生たちの発表に対して民間・行政の実務家の視点からコメントを頂くことができた。

IMG_6388.JPG
発表会の様子

■企画提案の難しさ

 私は、今回のプレゼン発表で改めて企画提案をすることの難しさを実感しました。

 この企画提案に私はとても力を注いできました。この夏休みを使って、実際に足を運んで調査に行き、企業の方にお話を伺うこともでき、また先生にも何度もご指導をいただきました。自分の目で見たものや、耳で聞いたことをしっかりと伝えたいという思いでプレゼンの資料を作りました。自分なりに納得のいくまで案を詰めることができ、発表会の日を迎えました。

 しかし、実際に企業の方々を前にすると緊張してしまい、伝えたいことすべてを伝えることはなかなか難しいものでした。また、企業目線のお言葉をたくさんいただき、私の案はまだまだ詰めが甘い所があることに気づくことができました。

 学生の私にとって企画提案をすることはたくさん考えることがあり、決して簡単ではありません。しかし、企業の方に向けて、企画提案をすることができる貴重な機会をしっかりと自分の成長に繋げていきたいと思います。

(総合政策学部2年 岩本佳央理)

■新しいものを創り出し、提案する難しさ

 今回、富士通様をはじめとした企業の方々に私たちが考えた案を発表させていただき感じたことは、新しいものを創り出すときには確実に売れるという根拠やニーズの説明が必要であるということです。私たちが発表させていただいた案はこれらを提示させていただくことができず、企業の方々に納得していただける提案発表ができませんでした。私たちの考えが甘く企業の方々に鋭いご指摘をいただいたこともあり、自分達の考えの甘さを痛感しました。またプレゼンでは聞き手側の立場になって何をどう伝えるかということが上手くできておらず、自己満足の発表になっていました。

 今回の発表を通じ、私たちの考えの甘さを認識し、プレゼンではもっと聞き手側のことを考えたプレゼンをしていかなければいかないということを学べました。この反省を次に活かして良い提案発表をさせていただけるよう、これからに繋げていきたいと思います。

(総合政策学部2年 金田純輝)

 ※坂田隆文ゼミHP(http://www.sakataseminar.jp/)もご覧ください。

2017/08/31

  • 記事を共有