今年度最終回となる学部間交流ワークショップが開催 学部の垣根を越えて9学部32人が参加

 学部の垣根を越えた学生同士の交流を目指した教育推進センター主催の「学部間交流ワークショップ」の第3回が12月26日、名古屋キャンパス5号館522教室で開催され、9学部32人の学生が参加した。

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グループディスカッションで学生が討論

 学部間交流ワークショップは、日頃接することの少ない他学部の学生とともに、設定したテーマに基づき学習し、それを通じて交流を図ることで、学生自身が有する専門分野の知識や強みとは何かを振り返り、また他学部の学生との人脈を形成する機会となるよう、同センターが提供する取り組みである。同センター委員会の能動的学修検討部会(部会長・坂田隆文総合政策学部教授)が企画・運営しており、今回で3回目の開催となる。

 前回のワークショップに引き続き、テーマは「就職活動対策」。坂田教授が講師となり、実際に企業で用いられる採用基準などが紹介された後、採用時の評価のあり方や難しさを題材としたグループワークを実施し、各グループの発表後に振り返りを行った。また終了後は、同教室において、参加者全員で軽食をとりながらの交流会が催された。参加した学生達は、普段関わることの少ない他学部、他学年の学生との交流により、大学時代の人脈づくりの大切さを実感したようだった。

■評価者の立場になって初めて分かったこと

 今回、第3回学部間交流ワークショップに参加させて頂き、さらに就活への意識が高まりました。

 現在の就職率や離職率を具体的に数値として理解することにより、自分にとって良い意味で焦りを持つことができました。今回の学部間交流ワークショップのテーマは、「評価の難しさ・あり方」でした。実際に、私たち自身が面接官の立場となり、もう一方のチームのグループディスカッションを評価しました。短時間で多くの人数の方を評価することは大変難しく、発言しなければ評価しようがないということに気がつきました。面接官の立場に立つことにより、どのような視点で見ているのか、どのような人が目につき良い印象を持つのかが、具体的に分かり良い経験となりました。適切な評価を行うことの難しさや重要さがよく理解でき、これから客観的な視点を持ち、行動や発言をしていこうと思いました。

(総合政策学部1年 笹岡千花歩)

■明るく元気に

 学部間交流会に参加するのは今回で2回目でした。1回目に参加したのでグループディスカッションはやったことがあったのですが、今回は他のグループの評価をする、という普段はできない経験ができました。学生は評価される側になることが多いのでとても新鮮でした。この経験を通して、評価することの難しさや、どういった人が高く評価されるのかがわかりました。今回学んだことを授業中のディスカッションで生かしたいです。

 社会人としての明るく元気に、という坂田先生の言葉が印象に残っています。普段友達と話している時にはあまり意識できないので自分の言動を見直すきっかけになりました

 これから目標にできる大人を見つけて参考にしたいです。

(国際英語学部1年 宮田直美)

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面接官役の学生がグループディスカッションを評価

■ワークショップに参加して気づけた就職活動の壁

 今回初めて参加したワークショップで、私が得たものは大きく二つあります。

 一つ目は、現在の自分が思っていたよりも「できない」ということです。私は、インターンシップやセミナーでグループディスカッションを経験していたので、それ自体は初めてではありませんでした。しかし、いざ始まると伝えたいことが思うように伝えられず、話の流れを上手くノートにまとめることも困難でした。

 二つ目は、自分が評価されることを「発信する」難しさです。今回、評価する側の立場も経験し、評価する人に自分の強みを伝えることが難しいと実感できました。決して、自分が就職活動を楽観的に捉えていたつもりはなかったのですが、今回のワークショップで就職活動がどれほど難しいかを思い知らされました。

 自分の現状を再認識できたことに加え、自分とは異なる考え方をもつ他学部の方と交流できたことは、大きな経験になりました。

 (法学部3年 須貝拓史)

■経験が視野を広げる

 今日はグループディスカッションを採点する立場になり、採点がどれほど難しいかを実感しました。初めて採点をしたというのもあると思いますが、ひとりひとりをじっくり見る余裕もなく、すぐに時間が過ぎてしまいました。

 そこで感じたのは、まずは発言の量が必要だということです。発言が無ければ評価をしようがなく、スタートラインにも立ってない状況だったのだと気づかされました。また、発言以外の聞く姿勢や目線なども評価が分かれるポイントであることなど、採用者の立場に立つことで今まで気づかなかった点を多く発見できました。就活前にこのような場に参加でき、幸運だなと思います。

 交流会では他学部の学生とお話しをし、まだまだ自分は小さな世界にいたのだなと感じました。留学やインターンなどの経験談や様々な考え方を聞くことができ、良い刺激を受けることができました。自分自身も色々な経験を通し、魅力のある人間になりたいと思います。

(総合政策学部3年 出村友妃子)

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2017/01/20

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