総合政策学部坂田ゼミ4チームが中日本高速道路㈱に提案
「高速道路およびサービスエリアの利用者を増やすための企画」

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企画を発表する学生たち

 総合政策学部・坂田隆文ゼミは11月7日、中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)にて提案発表を行いました。これは同ゼミが約半年かけて考えた「高速道路およびサービスエリアの利用者を増やすための企画」に関する最終報告です。同ゼミの学生が4つのチームに分かれ、それぞれNEXCO中日本の社員の方々に対してチームの企画内容を報告しました。

■初めて感じた「社会」

 このプロジェクトではNEXCO中日本の方々と密接に関わることができ、深い繋がりを持つことができたからこそ学んだことがあります。打ち合わせをさせて頂く際、「その説明では何を言っているか分からない」、「全く現実的に考えられていない」等のご指摘を頂いたり、私たちが何時間も悩んで導き出したものよりもっと良い案を即座に出されてしまったりなど、社会に出ている方のレベルの高さを感じると共に、自分の至らなさを実感しました。

 修正を繰り返し、またご指摘を頂き…という流れがとても辛く、プロジェクトを意欲的に取り組めなくなってしまった時期もありました。しかし、学生でまだまだ未熟な私たちを学生だからといって妥協するのではなく、納得いくまで指摘・批判しようとして下さり、遠慮のない意見を下さることのありがたさを感じ、頑張り続けることができました。このプロジェクトは私の意識を変えた、とても大切なものとなりました。今回学んだことを活かし、自分もいつかレベルの高い社会の一員になることを目標とし、これからも努力し続けます。

(総合政策学部 2年 松田萌)

■強い意志を持つことの大切さ

 私のチームでは企画の説明で「その企画の楽しさが伝わらない」と何度も言われました。それは企画の内容ではなく説明の仕方がすべて主観で話していて、納得できないということでした。「ではどのように説明したらいいのだろう」と考えているときに、NEXCO中日本の方から何度もより具体的なアドバイスを頂くことができました。企画を考える中でも、私たちがいかに柔軟に考えられていないかがよく分かり、改めてみんなに受け入れてもらえるような企画を考える難しさを感じると共に、私たちには出せなかった案を簡単に出してしまうNEXCO中日本の方の発想力に圧倒されました。

 多くのアドバイスを頂きながら進めた今回のプロジェクトでしたが、「この企画って楽しいの? 売れるの?」と問われたときに黙り込んでしまう私たちがいました。そんな時、「確かに利益は少ないな」などと考え込んでしまう前に、「でも私たちはこの企画を実現させたい」という強い意志を伝えることもとても大事だということを学びました。

 このように企業の方と関わらせて頂けることに感謝し、もっともっと強い意志を持ってこれからのプロジェクトに取り組んでいきます。

(総合政策学部 2年 石川萌依) 

■楽しんで行うこと

 プランを考えることは、考えていたよりも大変な作業になり、何度も壁にぶつかりました。しかし、そのたびにNEXCO中日本の方に直接お会いしてアドバイスを頂いたり、連絡のやりとりをさせて頂き、私たちの案を完成することができました。

 私たちはこの半年間、「楽しんですること」を目標として行ってきました。これは、私たちが行き詰った際、NEXCO中日本の方々におっしゃっていただいた言葉です。まずは、自分たちが楽しいと思えるプランなら自信を持って作って良いということでした。最初は手探り状態で始めたプランでしたが、最後はこのプランに自信をもってやり遂げることが出来ました。最終プレゼンが間近となった日に、NEXCO中日本の方から「楽しくなってきましたね!」とお言葉を頂けた時は、私たちの思いが認められたようで、とても嬉しかったです。

 また、アドバイスを頂く際、学生としてではなく、同じグループとしてアドバイスを頂きました。社会人としての貴重な意見をもらえて勉強になった反面、学生の甘さを痛感した場でもありました。今回の経験させていただいた機会を忘れず、今後の活動につなげていきたいです。ありがとうございました。

(総合政策学部 2年 冨田若葉)

※坂田ゼミHP(http://www.sakataseminar.jp/)もご覧ください。

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2014/11/11

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