総合政策学部坂田隆文ゼミがNTTドコモ本社にて防災対策提案
近隣住民約100人に対して防災対策に関する講習も
総合政策学部・坂田隆文ゼミは2月28日、NTTドコモ本社にて提案発表を行いました。
これは同ゼミが約1年かけてNTTドコモモバイル社会研究所に対して提案してきた「防災対策リーフレット」の内容に関する最終報告です。2月28日の最終報告会ではリーフレットだけでなく、独自に行った調査に関する報告も行いました。また、翌日には同研究所と協力し、「災害時の安否確認と情報伝達講演・講習会」において近隣住民約100人に対して防災対策に関する講習を行いました。
■私たちならではの視点
NTTドコモの方に対する災害対策の提案を約1年間行い、その中で私はリーダーを務めました。最終的にNTTドコモの本社でプレゼンをさせて頂けたのも、坂田先生をはじめたくさんの方々の支えがあったからだと思っています。本当にありがとうございました。
今回災害対策の提案ということでしたが、プロジェクトを始める前、私は災害に対する意識は低く何を備えればいいのかが全く分かっていませんでした。しかし同社の方からは「リーフレットを読む人はそういう人ばかりだからその気持ちを大事にして作成ほしい」と言われたため、その気持ちを大事にしながらも自分たちの思いが伝えられるようなリーフレットとなるよう心がけました。
また実践的な活動として杉並区で行われた災害対策に参加させて頂き、私たちがプロジェクトを通して感じていたことを実際に杉並区の方々に伝えたり、災害時に有効的とされている災害用伝言板の使い方を教えたりしました。そこでも「私たちならではの視点」を大切にしながらも、実際に伝えることの難しさを痛感しました。
今回のプロジェクトを通し、災害に対する意識が強まり得た知識が多くあります。それらを、自身に留めず周りの人に伝え続けていざという時に備えたいと考えています。
(総合政策学部 3年 相原頌子)
■こだわりを持つということ
約1年間、私たちはNTTドコモの方と災害対策を促すリーフレット作りを行ってきました。最初は調べた情報を集約しただけのものになってしまい、何度もNTTドコモの方と話し合いアドバイスを頂きました。また、災害に対してあまり知らない私たちだからこそ、リーフレットを読む人と同じ気持ちを考え、どのようなリーフレットだったら手にとってもらえるか、内容を理解してもらえるかをこだわって取り組みました。時には、私たちが考えたリーフレットの試作を片手にヒアリング調査やアンケートを行い、より良いものにしようと試行錯誤を重ねてきました。
最終的には研究報告会として、NTTドコモの本社まで行きプレゼンをさせて頂きました。そこでお褒めの言葉を頂けた時は達成感でいっぱいでした。このプロジェクトを通して、私はこだわりを持って物事を取り組む姿勢を学びました。こだわりを持って取り組んだからこそ、私たちにしかできない良いリーフレットが出来上がったのだと思います。
(総合政策学部 2年 田下文菜)
以下のホームページもご覧下さい。
※総合政策学部坂田隆文ゼミHP
※NTTドコモモバイル社会研究所HP