経営学部・中村ゼミと総合政策学部・坂田ゼミの計5チーム
中日ドラゴンズ球団事務所で企画商品の提案発表会

中日ドラゴンズ球団事務所で企画商品の提案発表会 中日ドラゴンズ球団事務所で企画商品の提案発表会

 

 経営学部・中村雅章ゼミと総合政策学部・坂田隆文ゼミは1月15日、中日ドラゴンズ球団事務所にて企画商品の提案発表会を開きました。

 これは「野球観戦を楽しむためのグッズ」や、「若い女性向け野球観戦グッズ」といった、いくつかのテーマで学生たちが企画し、月に1度のペースで報告、そこで指摘された改善点を修正し、再度報告するというプロセスを去年6月より約半年かけて行ったものです。1月15日の発表会では、両ゼミの合計5チームがそれぞれ趣向を凝らした企画を発表しました。

 

■相手に伝えるということ

 1チーム3人に分かれて商品提案を行いました。私のチームは女性3人のチームで、若い女性に向けた商品を提案しました。

 しかし、球団の方に女性の感覚が伝わらず、商品の良さをなかなか理解して頂けない悔しさを経験しました。単に思いつきで商品を提案するのではないからこそ困難も多く、なぜこの商品がいいのか、どうしたら良さが伝わるのかを何度も原点に立ち返り、突き詰めて考えてきました。チームで話し合いを重ね、球団の方が納得できるような裏付け資料を集めるために、ドームへも足を運んで調査をしたり、インタビューを行ったこともあります。そして回を重ねるごとに聞き手の立場に立った伝え方も意識するようになりました。

 商品を企画し提案するには、相手に良さが伝わらなければなりません。伝えることの難しさを痛感し、相手の立場立って初めて伝えられることも学ぶと同時に、困難を乗り越えるには、やれることは何でもやる大切さを学びました。

 (総合政策学部3年 辻村 真里奈)

 

■ 学生らしさを活かして

 中村ゼミでは3チームが発表しました。どのチームも試行錯誤を重ねながら、中日ドラゴンズの応援をもっと活気づけたい、観戦をもっと快適に過ごして欲しいという気持ちで商品提案しました。新商品を考えるというのは思っていたよりずっと難しく、ターゲットに好まれるにはどうすればいいのか、費用対効果はどうかなど、チームで悩みながら考えました。

 しかし、中間発表会の段階では、球団が期待するアイデアにはなっていなかったようです。球団は学生らしいアイデアを求めていました。そこで、「学生らしいアイデアとは何か」を明確にするのに一番時間を割きました。その結果分かったことは、「私たちが欲しいと思う商品」ということです。

 そこで、実際に観戦に行き、学生目線、消費者目線で様々な方面から自分たちの欲しいものを探し出し、うまく組み合わせて新商品を考え、最終発表会に臨みました。

 このプロジェクト通して、私たちは商品企画や発表の仕方だけでなく、学生らしさとは何かを学ぶことができました。提案内容にはまだまだ甘い点がたくさんありましたが、チームで一つのことを成し遂げる力、提案を跳ね返された時に諦めずやり抜く力などを学ぶこともできました。

(経営学部2年 内田 杏奈、花井 ひさの、佐藤 公紀)

 

中日ドラゴンズ球団事務所で企画商品の提案発表会

2014/01/29

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