総合政策学部・坂田ゼミが企画商品の提案発表会
井村屋㈱で製造し、ネクスコ中日本㈱のサービスエリアで売れる商品

 総合政策学部・坂田隆文ゼミは11月29日、井村屋(株)と中日本高速道路(株)の方々を招いて、企画商品の提案発表会を開きました。これは「井村屋で製造し、ネクスコ中日本のサービスエリアで売れる商品」を学生たちが企画し、月に1度のペースで報告、そこで指摘された改善点を修正し、再度報告するというプロセスを本年6月より約半年かけて行ったものです。11月29日の発表会では、3つの2・4年生混成チームがそれぞれ趣向を凝らした企画を発表しました。

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■ 2社の特長を活かすことの難しさ
 
まず私たちは井村屋とネクスコ中日本という2つの企業とのプロジェクトを行うということで、それぞれの特長を考えました。1つの企業とプロジェクトを行うときとは違い、双方の特長を活かしながら商品を考えていくことが課題であり、難しさを感じました。

 それらを考えながら、私のチームではサービスエリアのお土産に目をつけました。そこでお土産を買うときの条件は何かと疑問に思い、自分たちでアンケートを行い、そのアンケート結果をもとに井村屋のあんこを使った商品を考えることにしました。

 実際に試食をしてみたり、駅のお土産売り場に行き店員の方に売れ筋商品を聞いてみたりなど、自分たちでできることを試し続けました。また、ネクスコ中日本のご協力で実際にいくつかのサービスエリアを視察させていただく機会もありました。そこでどのようにお土産が売られているのか、どのようなものが人気なのかを知ることで、それらを私たちの提案している商品の参考にして、企画をより深めることが出来ました。このようにたくさんのことを調べたり、実際に現地に行ったりお客さんや販売員の声を聞くことで、最終的に自分たちが納得のいく商品を提案できました。

(総合政策学部 坂田隆文ゼミ 2年 相原 頌子)

■ 自分の弱さとの戦い
 
私は今回のプロジェクトを通じて、自分自身の弱さを痛感しました。例えばプレゼンテーション後の質疑では、相手を納得させるまでの材料がなく、企業の皆さんからの批判に対して「その通りです」と首を縦に振ることしかできなかったことが何度もありました。また、鋭いご意見に対して自身の無力さに悔やしさを覚え、歯を食いしばることも何度もありました。

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 しかし、このように詰めの甘さが出ている部分に突っ込んで頂けること自体、とてもありがたいことです。何故なら、学生である私たちに現役として第一線で働く企業の方が本気で向き合って下さっているからです。

 このような場を与えてくださる先生、各企業の方々に対する感謝の気持ちを忘れず、これからもっと成長していきたいです。そのためにも今回のプロジェクトで得たもの、感じたものを今後の活動に活かします。そして、次また振り返った時には新たな課題をもって、胸を張っていられるような自分になります。

(総合政策学部 坂田隆文ゼミ 2年 平岩 莉央) 

2012/12/10

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