トップページ > 社会つながりプロジェクト > 海外博物館研修2019@イタリア > 記事詳細
社会つながりプロジェクト
- 2019-08-16
研修第9日目@アルベロベッロ - リトルワールドで見た「アルベロベッロの家」をリアルに体験。とんがり帽子の立ち並ぶ街はおとぎの国!
アルベロベッロは、トゥルッリと呼ばれる白壁に円錐形の石積み屋根をのせた伝統的な家屋が約1500軒も建ち並ぶ人口約1万1000人の街です。石積みの屋根は接着剤を使っておらず、すぐに屋根を崩せるようになっています。かつて、屋根の数によって税金が決められていたため、徴税吏が来る前に屋根だけを崩して少なくみせていたそうです。屋根の上あるのはピナーコロと呼び、屋根を抑える役目があります。
モンティ地区にある聖アントニオ教会は、唯一のトゥルッリ屋根でできた教会です。内部の祭壇は、キリストの像を囲むような絵が描かれていました。
トゥルッリ・シアメーゼは、もともと1つの家でしたが、兄弟が恋敵として争い仲たがいしたために、壁を作り2つのトゥルッリにしたという伝説があります。今はお土産屋になっていました。
アルベロベッロの郷土博物館に行きました。トゥルッロの構造や歴史を絵やビデオで説明されており、詳しく知ることができました。トゥルッリのミニチュア展示もありました。完成度が高くて小さくてかわいい!
トゥルッロ・ソヴラーノは、「君主のトゥルッロ」という意味で、2階建ての町で1番大きなトゥルッロです。当時の家具や生活用具をみることができました。2階には麦を隠すための穴があり、1階だと湿度が高いため2階に作ったそうです。2階の窓から、トゥルッリの屋根が立ち並ぶ景色を上からみることができます。
アルベロベッロの街では、モンティ地区とアイア・ピッコラ地区にトゥルッリが多く残っており、保存地区に指定されています。モンティ地区ではお土産屋になったトゥルッリが多いですが、アイア・ピッコラ地区には今でも地元の家族が生活している生きたトゥルッリがあります。
アルベロベッロの中心にあるポポロ広場の展望台からはモンティ地区を一望できます。昼と夜では違う雰囲気のトゥルッリがみることができました。【TM】
海外博物館研修2019@イタリア
参加した学生たちが海外研修先での活動を紹介します【本プロジェクトは終了しています】
過去の記事
プロジェクト一覧
- 海外博物館研修2023@石垣島宮古島
- 海外博物館研修2022@宮古島
- 農育プロジェクト
- 社会福祉実習室
- 多文化共生
- ほっかほっかプロジェクト
- ドラゴンズ・プロジェクト
- あすけ 地域会議とわくわく事業
- 博物館実習プロジェクト
- 中京大学博物館(仮称)設置準備プロジェクト
- 地域ともいきプロジェクト
- 環境教育
- 里親支援ー社会的養護の必要な子どもたちの明日のために
- 社会的な支援が必要な人たちが地域で生活できるための取り組み
- 家族・若者・少子化調査プロジェクト
- コミュニティ・Café訪問記(現在活動休止中です)
- ンデベレ壁絵修復サポートプロジェクト
- フィールド・リサーチ・センター(FRC)
- 海外博物館研修2018@タイ
- K.I.P(家具家電を活かすプロジェクト)
- 海外博物館研修2019@イタリア
- 海外博物館研修2017@南アフリカ
- 中京大学スポーツミュージアムサポートプロジェクト
- 社会的支援ニーズがある人が地域で暮らしていけるための取り組み
- 観光・誘客による地域活性化プロジェクト
- サイクル・プロジェクト
- 福祉イノベーションラボ
- われらのこどもプロジェクト
- 名古屋都市圏研究会
- SDGs
- 福島子ども健康プロジェクト