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社会つながりプロジェクト
- 2018-08-20
研修第12日目@バンコク3 - 研修最終日。シリントーン文化人類学センター、シリラート病院法医学博物館、チャオプラヤ川で川下り。
12日目の午後はシリントーン文化人類学センター(SAC)へ行きました。この施設はマハーチャクリ―シリントーン王女の誕生日を記念して1991年に設立した非営利学術組織です。人類学的知識の普及、人類学とその関連分野の新しい研究開発、人類学的資料の収集・集積を通して学術研究を推進することも目的としています。SACでは主に民族問題について保護・理解のための活動を行っています。活動は大学でのレクチャーや、政府との協力など幅広いです。当日はこのように3名の研究者の方がレクチャーしてくださいました!展示室でも説明していただきました。
シリントーン王女にまつわる資料や、タイで見つかった土器や焼き物の展示もしており、研究の成果などを知ることができました。こちらの図書館では約10万冊を貯蔵しており、一般の方でも無料で利用できます。人類学に関する書籍だけでなく映像資料や雑誌も数多くありました。所蔵されているものの中に葬式本というものがありました。これは伝記のようなもので、タイでは僧侶など、著名な方が亡くなったときに発行されるそうです。
午後はまず、シリラート病院法医学博物館へ行きました。現在も使用されているタイ最古の病院に併設された博物館で、犯罪や事故で鑑定が必要だった遺体、奇形児、寄生虫や菌類、人体の標本など体にまつわる5つのテーマに分かれて展示がされています。タイ現代解剖学の父、コンドン教授の研究室も展示室として公開されています。
その後シリラート病院から船に乗ってチャオプラヤ川を移動し…
ヤワラートとも呼ばれるチャイナタウンへ到着しました。このチャイナタウンは、アユタヤ時代の王と共にバンコクへ移り住んだ華人たちによって生まれた街です。チャオプラヤ川周辺に栄えるトンプリー地区にあり、かつて王朝があったトンプリー地区は伝統のある寺院などが残り市場も多いため、観光客も多く活気があふれる地域です。金製品を扱うお店が多く、市場では中華食材が並んでいました。
深夜便にてバンコクを出発し、翌朝、名古屋に帰りました。【HY】
海外博物館研修2018@タイ
海外研修先での活動を学生が紹介します【本プロジェクトは終了しています】
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