社会つながりプロジェクト

2018-08-13
研修第5日目@チェンマイ5&仏教センター1
山岳民族の観光村を見学した後、ミャンマーとの国境付近にある仏教コミュニティー施設を訪ねました。

・当日のスケジュール

午前中は山岳民族の方々が実際に生活する観光村、『バーントンルアン環境農村(英語名:Baan Tong Luang Eco-agricultural Village)』を見学しました。そして、午後にはタイ、チェンマイのミャンマーとの国境付近に位置する仏教コミュニティー施設、『プリークウィウェーク仏法センター』に到着しました。私達はこの仏法センターで2泊3日を過ごしたのですが、この施設に到着して最初に行ったのはなんと芋植えでした。

・内容

4日間過ごしたホテルに別れを告げ、私達はついにチェンマイの北西部にある『プリークウィウェーク仏法センター』に向かいます。移動はマイクロバスでした。

途中で私達はバーントンルアン環境村に立ち寄り、山岳民族の方々が実際に生活している様子を見ながら歩き回りました。「本当に未開の地にやってきたんだ!」と興奮してたのですが、衝撃の事実を教えられて愕然。まさかの彼らはパートタイマーで、自分の村が別にあってここには給料をもらって働きに来ているのだとか。しかも送迎で来てるらしいです!

【5-1】カレン族(首長族)の女性

カレン族の特徴はその首にあります。これはマジックでも何でもなく、幼い頃から首輪をつけてだんだんと輪の数を増やすことで首を伸ばしているのだとか。日本語には首を長くして待つという言葉がありますけど本当にどれほど長い時間待っていれば首が伸びるのかなんて想像もできませんよね。彼らはそれを私達に実際に教えてくれました。

また、カレン族はタイ国籍を所有していないため自由にこの施設を出入りすることができないらしいです。そのため唯一この村で朝から晩まで過ごしているらしいです。実際、観光村の至るところに彼らの生活の痕跡を見ることができます。タダの作り物のテーマパークではないということですね。

観光村を発ち、私達は仏法センターのあるチェンマイ北部のウィアンヘン郡に向かいました。私達はこの仏法センターで3日間お世話になり、1日目は仏法センターの代表、ターニー僧侶のお手伝いをしました。

芋植えです。私達もまさかいきなり芋を植えるとは思っていませんでしたが、こういう先が見えない展開も海外へ出る楽しみだと自分に言い聞かせて無心で芋を植えました。するとなんとターニー僧侶に助手認定してもらえました!

【5-2】

また、この仏法センターにいるのはほとんど子供(沙弥と呼ばれる僧侶見習い)なのですが、芋植えは彼らと一緒に行いました。

夜はターニー僧侶に座禅と瞑想方法を習いました。僧侶に習い私も「心を無にしてやるぞ!」と意気込んだまでは良かったのですが、蚊が気になってしょうがない!仏教では殺生はご法度です。今まさに血を吸っている蚊をたたけない!僧侶の道は険しいですね

【5−3】

座禅をしていると突然電気が切れてしまいました。停電です。仏法センターのある地域はまだライフラインが安定していないらしく、停電がわりとしょっちゅう起こるらしいです。だから沙弥たちの対応も迅速で、すぐにろうそくが出てきたので、あまり困ることもありませんでした。というか、こちらのほうが「宗教っぽい」と思うのは私だけでしょうか。

・感想

この日は記念すべき仏法センター1日目でしたが、正直なところほとんどバスの中でした。それでもとっても面白い1日で、タイの旅の記憶を飾るにふさわしい良い日でした。あと、この日に限った話じゃないですけど通訳を岡部先生がずっとしてくれていました。本当にありがたかったです。皆さんに私の経験を通してタイの楽しさが少しでも伝われば幸いに思います。【KI】


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