社会つながりプロジェクト

2022-09-11
○研修第4日目
[シーサー作り体験とEco Guide Cafe研修]

研修第4日目は、宮古島市熱帯植物園へ移動し植物園の見学とシーサー作りの体験を行いました。宮古市熱帯植物園は、宮古島に生息している植物や宮古馬などの動物が飼育されています。また今回体験したシーサー作り以外にも宮古島や沖縄に関係する様々なワークショップが体験することができる施設です。

今回体験したシーサー作りは、まず用意された粘土の塊をシーサーの胴体の形にし、顔用の粘土でそれぞれ思い思いに好きな形に作り胴体のパーツと合わせた後、目などのパーツを取りつけていく工程でした。形やそれぞれのパーツに個性がオリジナリティ溢れるシーサーを作ることができました。

(真剣にシーサー作りをしている様子)

(完成したシーサー)

一つ一つ表情やデザインが違いそれぞれの個性が出ています。

午後からは、サンゴ礁を観察するシュノーケリングを行う予定でしたが、接近している台風の影響から海へ入ることが危険と判断されたためシュノーケリングを中止し、Eco Guide Caféの代表である猪澤さんからサンゴ礁の生態と環境保全に関するお話を伺いました。

サンゴ礁の生態の特徴として、サンゴは「海のカナリヤ」と言われるほど環境によって変化する生態を持っていること、また50年間で40兆円の経済効果をもたらすとされていて、観光資源だけではなく魚の住処としてや高波から防風林の役割を持つことで防災の役割を果たすことも、サンゴ重要な特徴です。しかし、サンゴ礁は現在地球温暖化の影響や人類による環境破壊の影響でサンゴが死んでしまう白化が進んでいる現状が問題となっています。地球温暖化でエルニーニョ現象が進んでしまったことや、海洋に溶け込むCO2の増加により酸性化が進みサンゴの骨となるカルシウムが不足していること、サンゴ礁を食べてしまうオニヒトデの増加がサンゴの白化現象を増加させていることが主な原因となっています。

(Eco Guide Cafe研修の様子)

Eco Guide Cafe研修後、翌日から接近する台風の対策として大型スーパーに食料等を買いに向かったのですが、写真のようにインスタント食品は棚から消えている状態で、愛知県ではなかなか見かけない光景を見ることができました。

(台風の影響で品薄な陳列棚)

サンゴ礁を守るために宮古島では、オニヒトデの駆除や「No Touch マナー」運動を呼びかけるなどして宮古島でのサンゴ礁保護の活動がされています。また、SDGsや4Rの考えを一人一人が意識することが、サンゴ礁を守るだけではなく、環境全体を守ることになることが研修を通して分かりました。


海外博物館研修2022@宮古島

コロナの影響で3年ぶりの海外博物館研修、海の向こうではありますが、国内、沖縄県宮古島にて実施しました。研修先での活動を学生が紹介します。