今回は、依存症に対する疑問点とその背景について取り組みました。依存症に対して、なぜ依存症になり、どのようにリカバリーを行っていくのかについて話しあいました。また、依存症は実は私たちの身近にあり、そのリカバリーに必要なものも身近にあるということが分かりました。
また、当事者の方々にお伺いできるとしたらと想定し、疑問・質問を出し合いました。疑問点はたくさんあり、それを決めるのが難しかったです。 次回は、渡邊さんをお迎えしてのゼミとなります(杉原)。
今回の報告会はパソコンを使っての全体報告会の形式でした。前回に続き渡邊洋次郎さん著書の『下手くそやけど何とか生きてるねん。』第二部を読んでの報告会でした。後半には、依存症当事者の方に対する疑問などをグループで共有しました。私は、形式としてはグループワークのほうが自身の考えを深めることができて良いと思っています。しかし、今回、誰かが発表し、その報告に対する各々の考え、疑問をコメントで共有する。そしてレスポンスする形式は、より多くの人との意見交換になり、新たな考え方を知ることができる方法だと感じました。今回の報告会の中で私が特に共感した考え方は吉岡さんの報告の中の、自傷行為は言葉では伝えられないことを表現する手段であるという考え方です。つらいことをつらいといえないけれど、それを何らかの形であらわしている状態が自傷行為ではないかというのはとても考えさせられるとともに、同意できるものでした。
後半に行ったグループワークでは、著者の渡邊さんや当事者のかたにお伺いしたいことについて共有しました。疑問点を共有しているうちに(じゃあこれはどうなんだろう)という新たな疑問点が出てきました。次回ゲストとして渡邊さんご自身がお越し下さることになっています。現在、私自身も依存症についてまだほんの少ししか知れていないと思います。だからこそ、何に対しても興味を持ち、次回のゲスト企画では、私自身にとっても意味のあるものにしたいと思いました(古場)。
障害のある・なし関係なく、地域で共に生きることを実感するプロジェクトです