経済学部中山ゼミがワークショップを企画・出展
子どもたち170人がTシャツに絵を描いて楽しむ

 私たち経済学部中山ゼミは、11月1日と3日の2日間、「あそべるとよたDAYS」に参加させていただきました。「あそべるとよたDAYS」とは、豊田市が行っているあそべるとよたプロジェクトという、豊田市駅周辺をにぎわいのある場所にし、とよたの魅力を伝え、愛着のもてるまちにしようという取組みの中のイベントです。ゼミ生みんなで1つの目標を達成させたいと考え、参加を決めました。

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 私たちは、「Tシャツの森」と題して、カットした野菜に絵の具を付け、スタンプとして使い、白いTシャツに自由に絵を描いてもらう企画を実行しました。

 企画した理由は、豊田市駅周辺で市民の方々にインタビューをしたところ、子どもたちの遊ぶ場所が少ないということから、子どもたちに遊ぶ場所を提供しようと思ったためです。

 当日多くの子どもたちに楽しんでもらえるように、野菜スタンプの数や絵具の種類を豊富にし、画板を用意しました。その結果2日間で用意したTシャツ約170枚が足りなくなってしまう程の大盛況で、ブース内はたくさんの人の笑顔や元気な声で溢れていました。また、子どもたちだけでなく、学生の方や大人の方など幅広い年代の方に楽しんでいただくことができました。「素敵な企画をありがとう」とお母さん方に言っていただくなど、様々な嬉しい言葉を直接聞くことができ、私たちは達成感と充実感でいっぱいとなりました。

 このイベントで、子どもたちが楽しそうに絵を描いていて、中にはTシャツにこれ以上描けなくなるほどたくさん絵を描き、「もっとやりたい!」と言ってくれた子どももいて、とても嬉しくやりがいを感じました。また、自分たちが考えた企画で人を笑顔にできることがとても幸せなことで、人のために何かを企画し、実行することの楽しさを知ることができました。

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 しかし、予想を超えるほどの来場者があり、予約制とするなど限られた中でブースを効率的に活用したり、自分の任された仕事だけではなく、周りを見て自分が今何をすべきなのか考え、臨機応変に対応することが大変でした。

 この企画を通して、実際にやらなければ分からないことを予測して考え、行動することの難しさや、企画内容を子どもたちに分かりやすく伝えるなど、相手の立場に立って考えること、チームで協力して行うことの大変さ、楽しさを知ることが出来ました。また、チームの中では納得いくまで話し合ったことで、イベントが終わった時の達成感を味わうことができました。また、子育て世代など、普段関わることのできない人たちと関わることができました。

 2日間、ブースにお越し下さった方、ご指導していただいた豊田市職員の方々、本当にありがとうございました。これからも、「とよたのまちづくり」をはじめ、チーム一丸となり、目標に向かって頑張っていきます。

(経済学部中山惠子ゼミ3年 岩本佳奈子)

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2015/12/24

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