経済学部中山ゼミ生が「東海合戦ワールド」でスタッフ活動
子どもたちと接し責任感や行動力、考える力身につける

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 私たち経済学部中山ゼミは11月29日に大高緑地公園で行われた「東海合戦ワールド2015 in 大高緑地」にスタッフとして参加しました。愛知県から依頼を受け、活動を通してゼミ生一人ひとりが責任感や行動力を身につけることができると思い参加しました。

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 私たちは「忍者手裏剣体験」「紙かぶと作り体験」「忍者衣装試着体験」の3ブースを手伝いました。

 「忍者手裏剣体験」ブースは、お客様に手裏剣をお渡しし、的をめがけて投げてもらいます。活動中には、手裏剣の数に限りがあり、何度も拾い集めに行かなければならなかったことや、手裏剣の摩耗や老朽化といった問題が浮上しました。また、予想以上の集客でしたのでお客様を待たせてしまうこともありました。そんな中、私たちはお客様一人一人に声をかけ・応援をするように心がけました。

 「紙かぶと作り体験」ブースは、お客様に大きな紙を使って頭に被れる大きさのかぶとを折ってもらい、それに色を塗ってもらうといった内容でした。このブースでの問題点は、席の数に限りがあり、複数参加のお客様の席が離れてしまったことや、お客様一人一人がかぶとの色塗りに対してこだわりをもっており、ブース内の回転率が悪くなるということです。待っているお客様に作り方が書いてある紙をお渡しし、少しでも作業にとりかかってからかかる時間を短くしました。また、待っているお客様に積極的に話しかけ、待っているという感覚を和らげるように努めました。ブースの拡大という不可能な条件に捉われるのではなく、今ある条件の下でどうしたら今より良くすることができるのかということを考えることができました。

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 「忍者衣装試着体験」ブースは、子どもたちに忍者の衣装を着てもらうコーナーです。実際に活動をしてみると、衣装を着る人と脱ぐ人が一度にたくさんお越しになって対応に追われたことや、子どもたちに衣装を上手に着せることができなかったなどうまくいかないこともありました。衣装を着る人と脱ぐ人が集まるスペースを明確に分けることで対応しました。また、子ども達が理解しやすい言葉選びや、分かりにくいところを実践することによって子どもたちが衣装を着る時間を大幅に削ることができました。この経験から、相手、子どもたちの目線に立つことの大切さを実感しました。

 活動全体を通して、たくさんの問題や苦労にぶつかりました。しかし、的に手裏剣が当たったり、こだわったかぶとが完成して、「ありがとう」と笑顔で感謝されることに、それ以上のやりがいを感じました。一日限りの活動とはなりましたが、この経験は私たちの心に残るものとなりました。

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2015/12/15

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