学生FDスタッフが本年度の活動を報告
シンポジウムやクリーンアップ作戦で手ごたえ

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 2月23日、我々学生FDスタッフSearCHは本学のFD活動報告会にて本年度の活動報告をしました。FD委員会委員長の安村先生による総括とダンジェロ先生によるSA(Student Assistant)の活用事例報告の後に、学生FDの現在の体制と本年度行った活動を報告しました。

 初めに学生FDの名称の由来、組織の目的・体制について述べ、教職員の力を借りながら学生主体での活動を試みていること、スタッフは増加傾向にあるものの高学年が多く実質活動人数が少ないため人手不足であり、年間を通してスタッフを募集していることなどを説明しました。また、2年目の本年度になりようやく活動の年間計画が形となってきたことを紹介しました。

 次に学生FD活動を、「学生が主体的に学びについて考え、企画・実行し、自らの成長と全学的FDに貢献する」ことを軸に3つの柱、「学修向上」、「学修環境の向上」、「交流からのスタッフの気づき」に分け、具体的な活動報告を行いました。

 ひとつめの「学修向上」とは主により良い授業への取り組みであり、今回は本年度行いました学生FDシンポジウムを取り上げました。この学生FDシンポジウムは「自分の通っている大学のことをみんなで考える機会」として、11月に「授業アンケートから授業をみんなでよくする」をテーマに試みました。なお、豊田キャンパスでも、12月に「有意義な授業づくり」をテーマに同様の交流会を開催しました。授業アンケートを身近に感じてもらい、学生FDも多くの学生に知ってもらえたらという願いを込めて企画し、先生方にお話をいただきました。そして学生にも意見を出してもらい、先生方と学生との交流を図りました。今回、学生からも非常に好感をもってもらえたので、テーマを変えて引き続き開催を試みたいと思います。また、その際最後採ったアンケート結果は報告書としてまとめ、FD委員会に提出しました。

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 ふたつめの「学修環境の向上」とは学修により適したキャンパスづくりへの取り組みで、昨年度から定期的に行っているクリーンアップ作戦を取り上げました。クリーンアップ作戦は、教室の落書きをなくそうというキャンペーンです。「落書きは恥ずかしいことである」をサブタイトルとして、ただ落書きを消す清掃活動ではなく、他の学生を巻き込んだ、学生一人ひとりが落書きについて一考する機会づくりを図りました。具体的には、お昼休みに教室でSearCHオリジナル消しゴムを配り、教室の環境・落書きについて考えてほしい旨・落書きけしの協力依頼を呼び掛けて一緒に落書きを消し、真面目な受講への意識を広めました。関心を持ってくれる学生、協力してくれる学生は多く、昨年度より好感触でした。

 3つめの「交流からのスタッフの気づき」とは大学内外で、交流からスタッフの気づきの場を設けるという取り組みで、名城大学と合同で実施したしゃべり場について取り上げました。この交流は、8月23・24日に京都産業大学で開催された、全国から学生FDスタッフ・FD関係教職員の方が集まる「学生FDサミット」にて交流を深めた、名城大学の学生・教職員の方と、近隣の大学通しなにかをやりたいと考えた次第です。この合同のしゃべり場では、班を分け、サミットについて反省や今後の展望など意見交流を行いました。それぞれの立場の違い・視点の違いがある中、しゃべり場はたいへん盛り上がり、交流も深まりました。

 最後に、学生FDの今後についてまとめました。この2年間、様々な活動を経て人数も活動も大きくなってきたSearCHですが、だからこそ全体としての一体感をもっと高めたい。そのような思いもあり、おそろいのパーカー・Tシャツや、マスコットキャラクターも作りました。そしてスケジュール管理や全体の連携、認知度が低いことなどなど、まだまだ問題の多い未熟な我々ですが、今後も皆で学生FDとしての自覚を胸に活動していきたいという決意を表明し、報告を終えました。

 学生FDスタッフSearCHは、「For Doing our best」のもと、来年度以降も楽しく活動して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

(学生FDスタッフSearCH 代表 心理学部2年 伊藤 愛理、
豊田代表 スポーツ科3年 細野 修汰、経済学部3年 伊神 拓)

2015/03/12

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