法学部、キャリアセンター、資格センターが進路報告会
4年生4人が1年生に向けて本音でアドバイス

法学部1年生向け進路報告会

 

 10月25日、法学部とキャリアセンター、資格センターが主催する進路報告会「今からやっておくべき公務員・民間必勝法-先輩達が語る!1年生へのメッセージ!-」が開催され、法学部の1年生約150人が4年生からのアドバイスに熱心に耳を傾けた。低学年から将来についての意識やモチベーションを高めてほしいと、1、2年の時に葛藤して進路を決めた、身近な目標となる先輩として4人がパネルディスカッションを行った。

大江さん(左)と簾内さん(右)
大江さん(左)と簾内さん【右)

 同報告会は2009年に始まり、今年で5回目。「学生からの要望が強く、教員としてもできるだけ多くの学生に参加してもらいたいと来年からは授業に組み込む予定」と土井崇弘教授。リアルな本音トークも人気だ。

 「東日本大震災を目の当りにして、東海・東南海・南海連動型地震が予想されている地元静岡の防災に関わりたくて静岡県庁に進路を決めた。1、2年の時に好きなことができて充実感があった分、集中して勉強に取り組めた。授業の内容も公務員試験範囲に合致していて合格につながった」。簾内亮佑さんらがどうして現在の進路を目指したか、1年次に何をしていたかなどの体験談を披露した。

 進路に迷っていたが、1、2年生の時に同報告会に参加して公務員を目指したという大江真世さんは「話すことが苦手だったが、授業で現役官僚とグループディスカッションをしたら緊張しなくなった。苦手意識は少しのきっかけで変わるので安心して」、名古屋銀行に内定した西田薫さんは「就活を始める段階で、グローバルに活躍しようと英語を始めても間に合わない。なりたい自分になるために、早めに英語を習うなど具体的に動いて」と呼びかけ、参加者はうなずきながらメモを取っていた。

大久保さん(左)と西田さん(中央)
大久保さん(左)と西田さん(中央)

 1年生からは、「納得した就職先のために配属先で頑張ろうという考え方は目からウロコ」「面接のネタも兼ねて早速ボランティアに行ってみたい」などの意見があった。百五銀行に内定した大久保賢さんは「ゼミで1時間にわたり発表した経験が役立ち、面接で堂々と答えられた。授業やキャリアセンター、資格センターなど夢のためにフル活用して」とアドバイスしていた。

 法学部は各センターの連携により様々な対策講座を実施し、公務員試験の合格実績も上がっている。今年は公務員最難関の国家総合職に4人が合格している。

 

 

法学部1年生向け進路報告会

2013/11/07

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