法学部古川ゼミ3年が尖閣諸島問題の解決に向けた提案を発表
テーマは「SENKAKU~守るモノと分かち合うモノ~」

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 法学部古川ゼミ3年10人が12月2日、第34回名古屋国際関係合同ゼミナールに参加し「SENKAKU~守るモノと分かち合うモノ~」というテーマで、尖閣諸島問題の歴史、問題点、両国の主張、そして問題解決への提案として国際司法裁判所の活用と地下資源の共同開発について論じました。同ゼミナールには南山大学、名古屋市立大学、名古屋大学、金城学院大学、広島大学、愛知県立大学、龍谷大学、京都女子大学、愛知大学、神戸大学、札幌大学(12大学15ゼミ150人)といった全国の大学が南山大学に集まり、日頃の研究成果を発表しまし た。

 私たちは、「SENKAKU~守るモノと分かち合うモノ~」と題し、半年の間、日中間の尖閣諸島問題に関する研究を続けてきました。領土問題に関心を持ったのは、2年次の夏、北海道へ北方領土問題についての現地調査を行い、その結果、領土問題の解決の困難さやその地域の人々の苦しみを実感したからです。この経験をもとに、近年国内外の様々なメディアに注目されている尖閣諸島問題について研究することに決めました。

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 私たちのゼミの発表後、他大学の先生や卒業生の方から質問があり、更に研究を深める上で参考となりました。そして、『中日新聞』(2012年12月3日朝刊)に名古屋国際関係合同ゼミナールが記事に取り上げられ、自分達の研究を市民に知っていただくよい機会となったことに感謝しています。

 約半年間同じテーマについて研究を深められたことで、ゼミのメンバーとの協調性や研究をすることの楽しさを実感することが出来ました。この合同ゼミナールの発表という貴重な体験を今後の就職活動や4年次の卒業論文に活かしていきたいと思います。

(法学部3年 渡邉 謙)

2012/12/13

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