教職課程・教職支援について

<教職課程>

教職課程を履修し、所定の科目の単位を修得することで、卒業時に教育職員免許状が交付されます。公立学校教員になるには教員免許状を取得するとともに、各都道府県及び政令指定都市の教育委員会が行う「教員採用選考試験」に合格する必要があります。

◎教職課程履修者の流れ(一例)

①教職課程ガイダンス
【時期】
1年生12月〜1月
②教職履修の申込手続き
【時期】
1年生3月下旬
③教職課程科目の履修
【時期】
2年生〜4年生
* 1年次より履修できる科目もあります
④介護等体験
【時期】
3年生8月〜12月
* 中学校教諭1種免許状取得希望者
⑤教育実習の実施
【時期】
4年生5月〜11月
* 中学・高校教諭1種免許状取得希望者
⑥公立学校教員採用試験
【時期】
4年生5月〜8月
*自治体により異なります
⑦教員免許状の交付
【時期】
4年生卒業式当日
◎取得できる教員免許一覧(取得可能な学科・専攻のみ記載)

※ 社会福祉学専攻・国際文化専攻は取得できません。

通信課程による教員免許状取得プログラム

提携校の通信課程を履修することで卒業時に下記の免許状が取得できます。

※ 履修に際して条件および学内選考等があります。また、別途学費等納付金が必要となります。下記の通信過程を複数同時に履修することはできません。

●小学校教諭2種免許状(提携校:玉川大学、佛教大学)

【取得可能学部】
文学部、国際学部言語文化学科、心理学部、法学部、総合政策学部、現代社会学部社会学専攻・コミュニティ学専攻、スポーツ科学部スポーツ教育学科・スポーツ健康科学科
※学部・学科により提携校が異なります。

●特別支援学校教諭1種免許状(提携校:明星大学)

【取得可能学部】
国際学部言語文化学科、心理学部、法学部、経済学部、経営学部、総合政策学部、スポーツ科学部

●高等学校教諭1種免許状〔公民〕(提携校:玉川大学)

【取得可能学部】
文学部歴史文化学科

<教職支援>

◎教員採用試験の現役合格に向けた教職支援内容(一部抜粋)
期間ごとの目標(あるべき姿)
第I期:準備期間
学校現場を知る・教員を目指す意思の確認
□教員を目指す決意と自覚を持っている
□教員のやりがい、魅力、厳しさ、責任を知っている
□教員を目指すためにやるべきことを知っている
□学校ボランティア等に参加し、学校現場を知っている
第II期:基礎力養成期間
目指す教師像の考察
□教員を目指す理由(志望動機、教師像等)を持っている
□教員として身に付けるべき人間力(素養)を知っている
□教員採用試験の仕組み・内容について知っている
□教職センターの支援内容を知り、活用している
第III期:教員スキルアップ期間
目指す教師像の形成
□教員に求められる資質・能力を知っている
□自己分析ができ、求められる教師像にリンクできている
□小論や面接・場面指導などの基礎が身に付けいている
□教員採用試験合格に向けて意欲的に取り組めている
第IV期:教員スキル強化期間
現場即戦力の育成
□教員としての素養と実践的指導力が身に付いている
□主体的に学び続ける教員の姿勢が身に付いている
□教育現場を想定ができ、教壇に立つ準備ができている
□教員採用試験合格に向けて総仕上げができている

教員採用試験は、学力試験の得点のみによって合否が決まる競争試験ではなく、教員免許状を取得している(取得見込みの)人の中から「教員としてふさわしい資質・能力を有する人材を確保する」ために、各都道府県及び政令指定都市の教育委員会が実施している選考試験です。試験の内容は都道府県(市)によって異なりますが、原則として、まず学力試験(主に教職教養・一般教養・専門科目の筆記試験)の得点が、教師としてある一定の基準に達しているかどうかが判断基準の1つとされます。そのうえで、論作文試験や面接試験(個人・集団面接・集団討論・模擬授業等)による人物評価を重要視した試験により、採用候補者の選考がなされます。したがって、受験者が選考される(合格する)ための条件として、「学力試験の得点においては、必ずある一定基準をクリア」し、さらに「人物試験では、教員として求められる資質・能力が十分に備わっていることを存分にアピールする」ことがあげられます。この2つの条件を満たして初めて選考される(合格する)のが教員採用試験であり、どちらか一方が不足していても合格できないという点が最大の特徴と言えます。

本学では、この教員採用試験に向け様々な対策を実施しています。学力試験については対策講座を準備しており、早期より受講し実力をつけることができます。人物試験(学力試験の小論文含む)では、教職経験者の指導のもと、個人では対策しにくいこの人物試験を突破できる実力を養成します。

◎教員採用試験対策講座の概要
講座名 概 要 受講料
(予定)
教材費
(予定)
一般教養 一次試験で出題される一般教養のうち数学・理科および英語について学びます。 7,000円 1,800円
教職基礎 一次試験で出題される教職科目の基礎を中心に学びます。 10,000円 1,800円
教職応用
・直前
一次試験で出題される筆記対策(応用編)と模擬試験がセットになっており、段階的に合格力を高めます。 38,500円〜42,000円 11,900円

<教員採用選考試験合格者数>

◎2024年実施(2025年4月採用)教員採用選考試験合格者数

現 役

2024年10月17日現在(含補欠)

既卒者

※都道府県市教育委員会及び個人の報告等により確認できた教職支援係集計です。

2025年1月24日現在