社会つながりプロジェクト

2014-06-22
日本福祉大学・中京大学 合同ゼミ
2014年6月20日に日本福祉大学と中京大学で合同ゼミを行いました。

6月20日 日本福祉大学名古屋キャンパスにて・・・

「日本福祉大学 社会福祉学部 末盛ゼミ」と「中京大学 現代社会学部 松田ゼミ」で初めて合同ゼミを実施し、個人・グループ研究の発表を行いました。

 

 

日本福祉大学による発表

まず、日本福祉大学の学生による発表です。

グループ研究を中心としたものが行われました。

内容は以下の通りです。

 

○「インターセックス」などのジェンダー問題

○「“みんな”とはなにか」自由と承認のメカニズム

○「ソーシャルビジネス」について

 

「インターセックス」などジェンダー問題を扱った発表からは、私たちが社会的な“性”に縛られていきていることを考えさせられ、今後の課題について深く知る必要性を感じるものでした。また、自由と承認のメカニズムのもと“みんな”という存在が幸せな人生を歩むためのメカニズムを支えている仕組みを説明していただき、一方で現代社会ではこの仕組みが崩れかけているのではないかとの見解を示された。

「ソーシャルビジネス」は社会貢献とビジネスを両立させることが目標としてあるが、最も重要なことは「社会の役に立ちたい」「当事者のニーズに寄り添った支援」が大切とのことです。そして、実際にインタビューした内容報告もありました。

日本福祉大学のプレゼンテーションは文字だけではなく、効果的に映像資料を用いていました。聞く側が興味を持ちやすいような工夫がうかがえるもので、特に“聞く側に立っている発表”には好印象を持ちました。

 

 

中京大学による発表

次は中京大学の学生による発表です。

個人・グループ研究、共同調査についての発表を行いました。

内容は以下の通りです。

 

個人研究:『現代社会の問題から考えるペットの家族化』

       『日本と外国の若年者雇用・能力開発の比較』

       『オタクと未婚化』

       『余暇の重要性について』

グループ研究:『愛知県における待機児童の問題と対策』

共同調査:『家族・若者調査プロジェクト』

 

個人研究はこれまでの調査を踏まえた中間報告を中心に行った。グループ研究は市役所での調査報告や今後の対策などについて報告をした。

また、共同調査に関する発表ではこの取り組みの目的・内容を説明したうえで、調査への協力を求めました。

 

中京大学のプレゼンテーションはPower Pointスライド中心で、各発表者がこれまでの研究報告を時間の許す限り丁寧に行っていました。

 

 

親睦会

日本福祉大学主催で、短時間ではありますが親睦会を開きました。

音楽や映画・お笑いなどの趣味別で座席を設定し、他大学生との交流を持てるようにしました。学生同士で趣味についての話はもちろんのこと、大学生活についての話をするなどしてこの機会を生かして有意義な時間を過ごすことができました。

 

 

合同ゼミを終えて・・・

合同ゼミを通して、お互いに「吸収できる・すべき点の発見」ができる機会を持てたのではと感じております。普段、私たちのゼミ活動はある意味一つの固まった方針のもと行います。しかし、異なる方針を持つものから受ける刺激は、新たな「知」の成長の礎になります。社会学を学んでいくには、より広い視野を持つことは必要なことです。それぞれの良さを上手く反映していくことが、今後のゼミ・個人活動に良い影響をもたらすものと思います。

 

この度、合同ゼミに参加してくれた日本福祉大学 末盛ゼミの皆様。ご協力ありがとうございました。

 

 

記事:波多野

 


家族・若者・少子化調査プロジェクト

現代の家族・若者・少子化の実態を調査研究しています。