経済学部学術講演会を開催 テーマ「金融とイノベーションについて考えていること」

 中京大学経済学部主催の学術講演会が10月20日、名古屋キャンパスの清明ホールで行われました。講師として株式会社マネーフォワード取締役、Fintech研究所長の瀧俊雄さんをお招きし、「金融とイノベーションについて考えていること」というテーマでご講演いただきました。内容は、金融の意味やFintechの紹介にはじまり、現代の消費者に関するデータ(結婚するのに障害になる事柄や、人々が感じる「不安」の要素など)とお金の関係、また瀧さんが勤めるマネーフォワードが展開しているサービスとその目的についてなど多岐にわたるものでした。

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瀧さんの講演


 瀧さんは金融業界に精通されているので、専門的な内容だけを話されるかと思っていましたが、それだけではなく、わたし達大学生の必須アプリである「LINE」のおすすめの使い方などをはさみながら話してくださったので、瀧さんの話を身近なものとして捉えることができました。

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会場の様子




 「世の中で新しいものを生み出しているのは、実はベンチャー企業がほとんどなのです。なぜなら大企業は失敗が許されないが、ベンチャー企業は失敗を繰り返す中で新しく良いものを作り出すことができるからです」と瀧さんは述べられました。これは、今後就職活動をしていく上で自分がやりたいことはなにか、どのように働きたいか、と悩んでいた筆者にとって、非常に印象に残る言葉でした。

 日本では起業や転職することがあまりありふれたことではないし、起業したとしても着実に成長し続けている会社は一握りです。そのような中で今回瀧さんのお話を聞けたことは、これから社会人として生きていく私たちにとって、貴重な経験となりました。

 (経済学部三年 神谷茉有子)

 

2016/10/25

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