情報理工学部情報システム工学科4年の水谷友一さんの研究発表が
第34回日本医用画像工学会大会で大会奨励賞

20151106-1.jpg 20151106-2.jpg
学会で発表する水谷さん 受賞を喜ぶ(左から)目加田教授、水谷さん、道満講師

 

 私は、第34回日本医用画像工学会大会(7月30日~8月1日、金沢)で大会奨励賞を受賞しました。受賞発表は「SURF特徴の照合による腹腔鏡手術映像へのタグ付け」です。大会奨励賞は若手研究者の発表に対して与えられます。

■研究内容

腹腔鏡手術は、腹腔鏡カメラと鉗子という手の役割となる器具をお腹の中に入れ、非常に狭い空間内で行う手術です。私の研究発表は、1年前に卒業した佐藤梨果さんとの共同研究で、腹腔鏡カメラで記録した手術映像から特定のシーンを抽出するものです。お腹から腹腔鏡を出し入れしたり、鉗子で処置したりする部分を映像の特徴照合で抽出するものです。始めての学会でしたが、先輩や先生の指導でこのような賞を頂き大変うれしく思います。

(情報理工学部情報システム工学科4年 水谷友一)

■指導教員の目加田慶人教授のコメント

長時間の手術映像を術後に分析・評価することは大変な労力を伴います。私の研究室では2011年ぐらいからこの手術映像の自動解析のための研究をはじめています。これまで多くの学生が取り組み、さまざまなノウハウを蓄積できたことが今回の受賞につながったと思います。これからも新しい挑戦と継続を大切にし、共同研究者の工学部情報工学科の道満恵介講師や学生たちとさまざまな問題に取り組んでいきます。

2015/11/06

  • 記事を共有