Geospatial Hackers Program 2020に本学協力会社の南谷真さんが初心者向けプログラム最優秀賞を受賞

 本学の協力会社である株式会社メイテツコムから派遣され大学情報システム課のITヘルプデスク業務としてITに関する電話や現地対応をしている南谷真さんが所属するチームが3月12日、総務省が主催するGeospatial Hackers Program 2020の初心者向けプログラムで最優秀賞を受賞した。

 同プログラムは、初心者や技術者が、社会課題の解決や新しいビジネス創出のために役立つ 「G空間技術」を活用できるようになることを目的としている。今回は、半日の基礎研修と2日間の実践研修がオンラインで行われた。

 基礎研修では、地理空間情報技術の基礎やデータを扱う方法などの講習があり、実践研修では、参加者が無作為に4つのグループに分けられ、「大地震発生!その時あなたがG空間技術でできることは?」をテーマに、G空間技術を使った防災システムを考案した。3月12日には最終報告会が開かれ、南谷さんが所属するチームが視聴者投票により最優秀賞に選ばれた。

 南谷さんが所属するチームは「やさしいひなんちず」と題し、外国人旅行者を対象に、突然、災害に巻き込まれた際に避難できる場所や病院などの情報を提供する仕組みを提案した。

写真.png

「やさしいひなんちず」
避難場所などが表示される

【南谷さんコメント】

 チームのメンバーは行政・民間半々でした。一度も会ったことがない人とチームをつくりサービスを考えるのは対面でも難しいのですが、ZoomやMURALなどのツールをうまく活用すると、効率的で深いコミュニケーションができることに驚きました。提案したのは、外国人向けにひらがな・ローマ字で書かれた避難地図をスマホで提供するというものですが、行政官の知見と提案がうまくかみ合って、受賞することができました。

2021/03/31

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