法学部と日本損害保険協会が連続講座に関する協定を締結

 法学部と日本損害保険協会は、損害保険についての連続講座「損害保険の実務と法(仮題)」を開講する協定を締結した。7月15日、加藤佐千夫法学部長と社団法人日本損害保険協会の鐘ヶ江修名古屋支部事務局長が9号館第1会議室で調印式を行った。
 連続講座は、損害保険協会が会員保険会社の役職員らによる実務家講師を派遣し、2011年度秋学期に計15回開講する。

 法学部は、来年度から公務員らの実務家によるリレー講義を中心とした「法実践プログラム(Legal Practice Program:LPP)」を計画しており、連続講座はこの一環として受け入れる。連続講座では、保険の原理や役割をはじめ、新保険法の制定の経緯や概要など保険にかかわる法的な問題を学んでいく。加藤学部長は、「実務経験が豊富な講師から、実学として法律の運用面を学んでほしい」と話している。また、鐘ヶ江事務局長は「損害保険は身近であるが、理解が進んでいない。実践的な講義を受講し、理解を深めてもらいたい」としている。
 これまでに一橋大学や香川大学、琉球大学で同様の連続講座を開講しているが、東海3県では本学が初めてとなる。

 本学は公務員試験対策にも力を入れており、法学部からは国家公務員Ⅰ種に2007年1名、2008年2名、2009年3名、2010年2名と4年間連続で合格者を出している。


協定書を取り交わし握手する
加藤法学部長(左)と鐘ヶ江事務局長

2010/07/16

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