法実践プログラム(LPP)

法実践演習Ⅰ-2(危機管理と国際平和協力を考える)

この授業では、最初に、国際関係論(International Relations:IR)の主要課題である日本の危機管理と国際平和協力に関する基礎知識を学んだ後に、国家公務員・地方公務員・弁護士・民間企業コンサルタント・民間研究所研究員として、実際に日本の危機管理及び国際平和協力を実践してきた講師がそれぞれの関係する分野の現状と課題に関する講義を行い、授業内容に関する理解を深めさせました。(なお、講師のご所属は授業当時のものです。)

自衛隊の災害対策・国民保護の概要

10月24日(14:55~16:25)

自衛隊の災害対策・国民保護に関する理解を深めるために、自衛隊愛知地方協力本部副本部長の原田忠義さんに、自衛隊の災害対策(法的位置づけ、防衛省防災業務計画、活動内容、実績等)および自衛隊の国民保護(法的位置づけ、国民保護措置(緊急対処保護措置)の概要、措置の内容等)についてお話しいただきました。


愛知県の防災対策について

10月31日(14:55~16:25)

愛知県の防災対策に関する理解を深めるために、愛知県防災安全局災害対策課の木下義朗さんに、災害・防災の法的位置づけ、愛知県の災害・防災に対する体制について、「防災」と「国民保護」の違いに関する点にも言及しながらお話しいただきました。

企業経営における危機管理

11月7日(14:55~16:25)

企業経営における危機管理に関する理解を深めるために、東京海上日動リスクコンサルティングの芦沢崇さんに、リスクマネジメントと危機管理、危機対応と国際規格および個別トピックス(日本国内のテロリスク)についてお話しいただきました。


サイバーセキュリティとリスクマネジメント/危機管理

11月14日(14:55~16:25)

リスクマネジメント/危機管理の観点からサイバーセキュリティに関する理解を深めるために、東京海上日動リスクコンサルティングの川口貴久さんに、小説で学ぶハイエンドのサイバー攻撃、サイバーセキュリティの定義およびサイバー攻撃への対応と危機管理についてお話いただいた後に、ケーススタディ(演習)を行いました。


国際舞台での自衛隊の活動について

11月21日(14:55~16:25)

自衛隊の国際平和協力活動に関する理解を深めるために、自衛隊愛知地方協力本部募集課長の大戸英円さんに、自衛隊の国際平和協力活動の歴史および国際舞台での自衛隊の活動について、ご自身のモザンビークにおけるPKO活動の体験談を交えながらお話しいただきました。


国連PKOの動向と我が国の取り組み

12月5日(14:55~16:25)

日本の国連PKOへの理解を深めるために、内閣府国際平和協力本部事務局次長の大和太郎さんに、国連PKOの動向や日本の法制について、特にPKO法制定に至る経緯を中心に、国際関係の歴史やご自身の経験談を交えながらお話しいただきました。


イラク戦争から考える現代の戦争と未来

12月12日(14:55~16:25)

日本の国際平和協力への理解を深めるために、弁護士・国民安保法制懇事務局長の川口創さんに、イラク派兵違憲判決と憲法9条および名古屋高裁判決の内容をもとに、これからの主権者として自ら知っていくことの大切さについて具体例を交えながらお話しいただきました。


平和構築と自衛隊:「安全保障・政策研究」を考える視点

12月19日(14:55~16:25)

日本の国際平和協力への理解を深めるために、キヤノングローバル戦略研究所の本多倫彬さんに、これまでの日本における国際平和協力の位置づけや議論を踏まえ、これからの国際平和協力政策を考える上で必要な視点(エンジニアリング・ピース)や課題(Know whyの必要性)についてお話しいただきました。


履修者の感想(一部抜粋)

  • 面白いだけでなく、これからの公務員の仕事にも役立つ貴重な授業を受けることが出来たので、政治学系のゼミ生のみならず、公務員志望の学生などにも参加してほしい授業だ。
  • 実際の現場で働いている方の話は同じテーマのものであっても、それぞれ異なっており、自分自身が国際平和協力活動や危機管理などを考える上で非常に参考になった。
  • 学費を払って受ける価値を1番感じた講義でした。普段聞けない人からのお話で、自分の将来にまで影響する結果となりました。視野が非常に広がった自覚があります。

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