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国際教養学部の渡邊航平准教授ら、 第24回日本バイオメカニクス学会大会で奨励賞受賞

 第24回日本バイオメカニクス学会大会が9月12日から14日、立命館大学(びわこ・くさつキャンパス)で開催され、中京大学国際教養学部(体育系列)の渡邊航平准教授らが奨励賞(国際部門)に選ばれた。本大会では、海外からの招待講演者の参加もあったことから、通常の日本語による発表セッションとは別に、英語での発表および討論を行う国際セッションが行われ、渡邊准教授らはその国際セッションで受賞した。

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奨励賞受賞者(右端:渡邊准教授、左端:日本バイオメカニクス学会会長・深代千之東京大学教授)

 

 受賞タイトルは「Region-specific neuromuscular activation within rectus femoris muscle and lower extremity kinematic characteristics in elderly during gait」。京都大学大学院の神﨑素樹教授および中京大学の森谷敏夫客員教授との共同研究だった。
 渡邊准教授らのこれまでの筋電図法を用いた研究では、太ももの前側にある大腿直筋という筋肉が1つの筋肉であるにもかかわらず、歩行中に上側(股関節側)とそれ以外の部分が異なる役割を担っていることを明らかにし(Watanabe, Kouzaki, Moritani. J Biomechanics 2014)、高齢者では、その役割の違いに変化が生じていること(Watanabe, Kouzaki, Moritani. J Biomechanics 2016) を報告している。

 今回の発表では、高齢者において、そのような変化が大きい人(若い人とパターンが異なる人)とそうでない人(若い人にパターンが似ている人)との間で実際の動作に違いが生じているかを、3次元モーションキャプチャーシステムを用いて検証した。その結果、大腿直筋の活動パターンの違いが脚を前方にスイングする際の膝関節の角度に影響を与えていることが明らかになった。これまで多くの研究者が高齢者の歩行機能の低下や転倒・つまづきのメカニズムの解明に取り組んできたが、その生理学的・生体力学的背景は十分に明らかになっていない。

 渡邊准教授は、「筋肉の制御状態を評価する生理学的観点に加え、関節運動の評価といった生体力学的観点の両面から、このような社会的要請が強い課題にアプローチしている点を評価していただいたと考えています。また、共同研究者の先生方と共に、実験に参加してくださる地域の高齢者の方々の協力に心から感謝しています」と話している。

 今回の奨励賞は118件の発表の中で35歳未満の若手研究者が選考対象となり、基礎・応用・国際の各部門から選考が行われた。渡邊准教授らの国際部門は2件のみの採択。同学会における登竜門となる賞の一つとされている。

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渡邊准教授


 

 大会ホームページ受賞者一覧:http://www.ic.fc.ritsumei.ac.jp/JSB2016/Award.html

 中京大学国際教養学部渡邊研究室ホームページ:http://kwatanabe.net/index.html

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(2016/09/21)

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