ラグビー7人制女子代表の桑井亜乃選手(陸上競技部OG) 日本チームのリオ五輪出場権獲得に貢献

桑井選手.jpg  陸上競技部出身のラグビー7人制女子日本代表、桑井亜乃選手(2011年度体育卒、アルカス熊谷)=写真左=が、11月28、29日に東京・秩父宮ラグビー場で行われたリオデジャネイロ・オリンピックのアジア予選第2戦(日本大会)の全試合にスタメン出場し、日本チームのリオ五輪出場権獲得に貢献した。

 
桑井選手は学生時代、円盤投げの選手だった。室伏重信・中京大学名誉教授らの指導を受けたが、ケガで苦労した時期もあった。ラグビーと出会ったのは、ラグビー部監督の中本光彦・スポーツ科学部准教授が担当する体育実技授業。ラグビーの面白さに触れ、中本監督も「ラグビーの才能がある」と評価した。
 
4年生のインカレ予選を終え、卒業するまでの数か月、中本監督の下で、ラグビーの練習をして基礎を身に着けた。卒業後、いったんは企業、その後、立正大大学院に進み、ラグビーを続けた。現在は百貨店に勤めながら、NPO法人のアルカス熊谷に所属している。

 
桑井選手は1㍍71の長身。外国人選手にも負けない突破力がある。代表チームでも欠かせない存在になっている。五輪アジア予選では第1戦(香港大会)、第2戦を通じて活躍、29日のカザフスタン戦ではトライも奪っている。日本大会の前には、中本監督にメールで連絡があり、中本監督は「頑張れよ」と激励をしてきた。

 
桑井選手らラグビー7人制女子日本代表チームは、12月3日から始まる「HSBCワールドラグビー女子セブンズシリーズ第1戦」のドバイ大会に向けて、休む間もなく11月30日に渡航した。

 

2015/11/30

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